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民話「人は何で生きるか」 

2022年08月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:本を読む

ロシアの作家トルストイは、色んな文学を書いている。
よく知られているのは、
「戦争と平和」「アンナカレーニナ」とか
でも、民話だって書いている。。

足跡コメントで、
「人は幸せになるために生きているけれど、
自分の大切な人を幸せにしたいから生きている。
それが自分の幸せだから」というメッセージを貰った。

私はトルストイの
 「人は何で生きるか」という民話を思い出した。


ある貧乏夫婦 
靴職人セミョーンと女房マトリョーナが、
神さまの言うことを聞かずに
罰せられ、地上に落ちてきた天使ミハイルを
助けたところから話は始まる。

神さまがミハイルに
課題に出した三つの言葉の意味。
それがわかれば、
また天使になって戻れるというのだ。

  1. 人の心の中には何があるか
  2. 人は何によって生きるのか
  3. 人が知る力を与えられていないのは何か

1と2 は 足跡コメントに綴られた思いであり、
そこには「愛」がある。

物語の中では、
裸でいたミハイルを見てみぬふりに出来なかった
貧乏夫婦セミョーンとマトリョーナの心には、
愛があったこと。

靴屋の仕事を手伝うようになった
ミハイルの腕が評判となり
お客様としてきた女から聞いた話しからは。。

 女は、両親を亡くした双子を
 わが子と同じようにお乳を与え育てた。
 実の子が亡くなってしまった今、お金があろうと
 もう双子なしでは生きていけなくなったと話す。
 そこにも自然と沸き上がった愛があった。

3.について、
物語の中では、
大男が1年先まで履ける丈夫な長靴を注文したが、
注文した後、家に帰りすぐに亡くなった。
そのことから、
人は、自分の死を知る力が与えられていない。
だから、
自分がいつ死んでも後悔のないような
生き方をしなければいけないということを教えてくれる。

道徳の本に出てくるような当たり前のようなお話だけど
私は、このお話が好きで、
文庫本も
漢字にフリガナが振られた子供向け用の
ハードカバーの本も大切に持っている。

この世での美しきもの
天には星があり、地上にはお花。
そして人間には愛があるのですよー!



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JOHNさんへ

ローランサンさん

こちらこそJOHNさんからの
コメントが嬉しく、書かせてももらいました。
有難うございます。

真摯に真正面から伝えてくれる思いは、
溢れてこぼれないように。。とこの物語に託しました。

トルストイは、私が高校の頃に、戦争と平和を徹夜して読んだときに感動したのが、
好きになったきっかけです。

生涯かけて、非暴力主義であり、
愛を唱えた人でした。
本当に庶民に寄り添った思いですね。
文庫本には、もうちょっと民話が載っているのですが
これが一番、時間がかかったと解説にありました。

それほど、愛について
たくさんの人に伝えたかったのでしょうね。

2022/08/04 06:42:28

胸に刻みます

JOHNさん

僕の足跡コメントを、こんなにも素晴らしいブログにつなげていただき、感激でいっぱいです。本当にありがとうございます!
トルストイの本は何冊か読みましたが、このような民話を書いていたことは知りませんでした。
 
トルストイらしい、庶民の心に寄り添った素晴らしい民話ですね。
幸せとは何か
正しい人生とは何か
生きるとは何か
 
この物語、一生胸に刻みます。

2022/08/03 22:46:23

ごんぼうさんへ

ローランサンさん

この物語は、
偶然にも
ティーンズに向けて読んでほしい本として
8月1日のNHKの番組に取り上げられたそうです。

自然の美は、何とも言えませんね。
刻々と変わるその変化も
見てても飽きません。
私たち人間は
大きな意味で愛を受けているのでしょうね

2022/08/03 06:31:31

yinanさんへ

ローランサンさん

そうですね。
愛には色々あって、
異性への愛、家族の愛、友への愛、無償の愛とか
分け方もそれぞれですし、
様々な愛が生まれますね。

若い時は、愛となると 誰しも
異性への愛に集中してしまいがちです。

もちろん!私も映画愛あります。
映画って本当にいいですよね。
私は
その中でもめっぽう友への愛を語る映画には弱い。
無償の愛がある気がします。

2022/08/03 06:25:43

Simple・・

ごんぼうさん

こんにちは

当市では、お昼時点でもう35度を超えているとか・・

読書もこ難しい事は苦手です。
「活きる」考えた時期もありましたね・・

明け方の「ブルーモーメント」や
風にデザインされ、朝陽に脚色された雲・・
この世の最高の天空の美でしょうね。

見るには早く起きる。
起きる「行動」こそが私の(が)活きる術。

と思います。

2022/08/02 13:31:45

これも愛、あれも愛!

yinanさん

おはようございます!

良いお話です。
「愛」と一言で言いますが、
「愛」の対象にはいろいろありますね。

昔の私は、異性に対しての「愛」は、
いつも見返りを期待しての「愛」だったようで、
結局は自己愛(ナルシストではない)で満足していました。

今の私の「愛」は、もちろん「映画愛」です!?

2022/08/02 09:08:48

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