メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

のんびり。

「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」 

2022年04月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/フランス〕南フランスのアパートの最上階で、向い合せの部屋で暮らす、老女・ニナとマドレーヌ。2人は恋人同士で、近いうちに、一緒にローマに移住しようと、具体的な計画を立てていた。しかし、マドレーヌは、その事を娘と息子にどうしても言い出せず、苛立ったニナは、酷い言葉を投げつけてしまう。すると、その直後、マドレーヌが、回復の見込みが薄い病に倒れてしまい・・・。これは辛い。老いや、同性愛、親子関係、人間関係、などなど、本当に考えさせられる。女同士で愛し合う、高齢のニナとマドレーヌ。ニナに婚歴はないけれど、マドレーヌは、死別した夫からのDVに耐えながら、2人の子どもを育ててきた。で、マドレーヌが、病気で倒れてしまうのだけれど、マドレーヌの娘は、ニナの事を、「母親と仲のいい友人」という認識でしかなく、まさか「恋人」だなんて、夢にも想像していない。それでも、娘は、次第に2人の関係に気付いてゆくのだけれど、そうすると、激しい嫌悪感を示す。その気持ちは痛いほどわかる。自分の母が、父が生きている時から、女性と深い関係にあったなんて、1ミリもショックを受けない人なんているだろうか。たとえ、同性愛に、何の差別的感情のない人だとしても、それとこれとは別問題だろう。そして、ニナの気持ちも痛いほど分かる。マドレーヌと、深く愛し合い、あれほど仲良しだったのに、彼女が病気で倒れても、自由に顔を見に行ったり、看病を手伝う事もできない。世間的に見れば、ニナとマドレーヌはあくまでも他人で、男女でいうところの、いわゆる、「内縁関係」ですらないのだ。まぁ、でも、突き詰めて考えると、これは同性愛云々だけでなく、男女のカップルでも、起こり得る問題かも。自分の母親が倒れたところに、いきなり、知らない男性が現れて、「自分は恋人でした」と言われたって、子供は、困惑するばかりだろうし。年を取るって、何なのだろうと、本当に考えさせられる。人生、いくつになってもやり直せるって、よく聞く言葉だけど、やり直せない事もあるんだって、最近、私も気付きつつある。悲しい。評価 ★★★★☆

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ