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カシアス

姫路のカラス 

2022年02月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 2015年夏の日記です。

 1.カラス夫妻
 我姫路の住いは駅に近いマンション4階の東端、
南北東の3方が開けて、風が良く通る。
東側道路の向こうは広めの公園、
欅、桜、ヒマラヤスギ等のこんもりとした緑を臨める
この時期はセミの声が騒がしい。

 目の前の電線は某カラス夫妻が佇む定位置になっている。
朝、先ず一羽が来て電線に止まってカアカアと鳴くと、
暫くして相方がやってくる。
2羽は1,2メートルの微妙な距離を保っていることが多いが、
くっついて寄りそうこともある。

 この街中で、何を食べているのだろうか。
マンションの生ごみは、カラス除けのシートに覆われている。
真夏の今はセミが主食かもしれない。

毎日眺めていると親近感がわき、お友達の気分。
今も夫が一羽でかあかあと鳴いているので、
妻はどこだろうかと、気になる。


 2.カラス一家
 この2,3か月、カラス夫妻は一羽しか現れない。
単独で電線に佇むさまは、些か寂し気に見える。
来るのは大き目の方だから、夫が妻を亡くしたのであろうか。
いくら仲良くても、普通は2羽が同時に亡くなることはない、
生あるものの定めと、明日の我身を思いながら眺めていた。

 ところが、1週間ほど前に、突然3羽になって表れた。
どうやら、どこかで子供を作り、育てていたらしい。
時々母が子供に口移しで食べ物をあげているのを、
父が少し離れたところから見ている。

 3羽で連れ立ってあっちのビルや向こうの電線、
公園の木などを飛び歩いている。
時に空地や公園の土の上を歩いているのは、
隠した食べ物を掘り起こしているのか、
あるいはミミズの捕獲を子供に教えているのかもしれない。



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