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後味悪すぎる映画 (2/16) 

2022年02月16日 外部ブログ記事
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 ミュージカルオタクが観ない訳にいきますまいて。「ウエストサイド・ストーリー」観ました。舞台のミュージカルなら、3時間越えはざらにありますが、単なる映画ファンなら、180分は少し長く感じるかもしれません。休憩無しだし。
 前の映画は、1961年(私6歳)だそうです。子供の頃、人の良い父がセールスマンにのせられて買った映画音楽全集の中に、LPレコードの片面いっぱい、ウエストサイドはありました。観たこともない映画を、ついていた解説の本を幾度も読み返しながら、その場面を想像しました。すべての曲がすばらしいと感じましたが、特に「マリア」のマリアマリア・・・・とエコーのようになっていくのが、夢のように美しいと思いました。 テレビだったと思いますが、ようやく映画を見れて、ミュージカルってこういうものなんだと、今思うとここがスタートだったかもしれません。マリアのナタリー・ウッドとトニーのリチャード・ベイマーの歌が吹き替えだそうで、ちょっとな〜と言う気もしました。ジョージ・チャキリスは、自分で歌っています。 そして、劇団四季の舞台版は、少なくとも(プログラムが3冊ある)3回観ました。1994年のプログラムには、祐さんがトニーの写真が載っています。さすがに見てはいないのですが、長身で端正で、見たかったなぁ。 洋画ファンとは程遠い私ですが、これは観なければと待っていました。予告を見ると、マリアのレイチェル・ゼグラーが、今までの私の頭の写真集にはいなかった顔立ちで戸惑いましたが、彼女のすばらしさはすぐにわかりました。歌うまいし。トニーのアンセル・エルゴートは、足つぼさんの推しで、はい、納得。1番印象に残ったのは、アニータのアリアナ・デボーズと、昔のアニータの、リタ・モレノかな。あんなおばあちゃんになりたい。ウエストサイドと言えば、あのY字の振り付けですが、ありましたっけ? かつて、富川合唱団で「Somewhere」を歌ったことがありますが、もちろん良い歌だと思いましたが、劇中で聞くとその深さに打ちのめされました。こういう意味だったんだ、いったい何をどう思って歌っていたのか、ごめんなさい。一緒に見た友人は、私がいつ歌いだすかと、ハラハラしたそうです。確かに、ダンスパーティーのシーンでは「チャチャッチャ チャッチャラッチャ チャチャチャチャ マンボ!」とは叫びたかったです。 それにしても、見終わった感想は、後味の悪さでした。褒めてます。アメリカ、やばいんじゃないですか。分断や武器や、変われない男たちや。ジュリエットは激しくロミオを愛したから死んでしまいますが、マリアは激しくトニーを愛したからその後を生きていきます。 3,000円もする分厚いパンフを買いました。全部読みこなすには、ずい分と時間がかかりそうです。楽しみです。

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