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吾喰楽家の食卓

竹スの修理 

2021年10月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

縄文時代の遺跡から、蕎麦の花粉が見付かっているそうだ。
昔は、蕎麦粥や蕎麦掻きなどで、食べられていたらしい。
庶民が、麺として食べるようになったのは、元禄年間からだという。
蕎麦切りと呼ばれていたが、今では、蕎麦と言えば蕎麦切りのことを指すようになった。

当初は、今のように茹でるのではなく、蒸籠(せいろ)で蒸して、そのまま供していた。
その名残で、今でも蒸籠を蕎麦の器として使っている。
蒸籠には底がないので、蕎麦を盛ったまま積み重ねられるから、出前には重宝だ。
ところが、食べるときにテーブルが濡れるので、今では皿と竹スの組合せが多くなっている。

竹スを漢字で書くと竹簀で、竹でできた簀の子のことである。
洗うのには、スポンジではなく、束子を使うとやりやすい。
昨日、もり蕎麦で使った皿は使用頻度が多く、束子で擦れて竹スの糸が切れ始めていた。
騙し騙し使っていたのだが、いよいよ駄目なので、糸の交換に挑戦することにした。

一列ずつ交換することにしたが、最初に一列は目が不揃いになってしまった。
使うのに差し支えないと思い、そのまま続けたら徐々に慣れた。
三列全てが終わったら、一列目の酷さが目立ったので、やり直した。
仕事は慣れた頃に終わると言うが、正にその通りだった。

しかし、使ったタコ糸が、少し太かったので、仕上がりが長円になってしまった。
皿に載せてみると、使うのには問題ないようだ。
糸が太いから、今までよりも丈夫だろう。
しかし、主が先に使えなくなるかも知れない。

   *****

写真
2021年10月8日(金)の昼餉と修理後の竹ス

御礼
「浅利御飯と鶏つくね鍋」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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めのうさんへ

吾喰楽さん

竹スは、150円ほどで買えます。
少し太かったですが、タコ糸があったので直すことにしました。
最低賃金が時給1,000円を超えた時代に、1時間以上も掛けて直しました。
両端の小さな穴に太い糸を通すのは、一工夫しました。
でも、暇人だからこそ出来ることです。

次回、直す時が来るのなら、中央の一本を抜きます。

2021/10/09 12:25:28

上手く出来ましたね

めのうさん

竹スを修復して使えるなんて思いもつきませんでした。これから毎日タコ糸と寿命比べ、負けてはダメですよ。笑

2021/10/09 10:29:55

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