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カシアス

ライオンの朝食 

2021年09月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 2008年秋、第一次人形町時代の日記です。

 上野動物園に、朝の開園と同時に入場すると、
朝食中のライオンに会えると何かに書いてあった。
どんな顔をして食べるのか、見たいものだと、
日曜日の朝、地の利を生かして動物園に向かった。
(人形町から上野までは、地下鉄で数分、)

 9時半に入場して直ぐにライオンの区画に行くと、
既に何名かの小学生が身を乗り出している。
1mほど先、アクリル板の直ぐ向こうで、
雄ライオンが、大きな骨にかぶりついている。
背を向けてはいるが、前足で骨を押さえ、
口を上下させている様子が克明に見える。
肉は殆ど食べてしまったようで、名残惜しそうに
骨を噛んだり、なめたりしている。

 ライオンの区画は池、巨石、木々が配置され、
主がいなければ日本庭園の様相だ。
池の横の大きな石の上に雌ライオンが座って、
じっと、こちらの雄ライオンの様子を伺っている。
池の向こう側と、左手に
合計二匹の雌ライオンがうろうろしている。
朝食を待っているのか、それとも雄ライオンのおこぼれを
期待しているのか、わからない。
一夫三妻、なのだろうか。

 雄ライオンが骨をしゃぶるのに飽きて、こちらを向くと、
生肉を食べおえた赤い口元が迫力満点、
見物の小学生は大喜びだ。(勿論我々も)

 やがて雄ライオンの食事が終了し、
向こうに行ってしまったので、ライオン見物は終了。
もののついでに、トラ、象、白熊、梟、ゴリラなどを見て、
朝の動物園見学は終了。



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