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たかが一人、されど一人

同盟の危うさ 

2021年08月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 日本のマスコミは「中国の脅威」をしきりに宣伝する。しかしその具体性を指摘する論評は少ない。強いて言えば尖閣諸島周辺における中国海警局艦艇が増強されていることくらいだ。そのためこの海域で漁をする沖縄漁民が迷惑しているらしい。だとすれば、鳥取県沖の竹島周辺海域にも似たような「韓国脅威」論が盛り上がって当然だと思うが、冬場の松葉蟹シーズンでも余り耳にしない。併せてマスコミから聞こえてくるのは「米中対立の緊張高まる」。だから日本も緊張しなければいけないとの筋書きに乗った報道。台湾が中米双方にとって戦略的要衝だから、日本はこの地域、海域で事件が勃発することに備えなくてはならない。路線としては根本にこれがあり、ひいてはということで、南太平洋からインド洋に亘る広範な海域で価値観を共有する諸国と協力する訓練に明け暮れている。米中がそれぞれ祖国防衛のために広い太平洋にそれぞれの防衛線を敷き、対策を積み上げてきたのは事実で、長い歴史がある。どちらに1日の長があるかは軍事評論家先生に聞かねば分からないが、現状はどちらも本土攻撃の報復が出来る可能性は有しているらしい。余談になるが、防衛線に関しては中国側の第1列島線と第2列島線がしきりに強調されるが、米軍の太平洋上防衛線は余り聞かない。日本列島は第2列島線の更に外側、大阪夏の陣の真田丸みたいものかもしれぬ。こんな専門的なことは措くとして、素人の考えを言いたい。現在日本はアメリカの属国状態にあるので、アメリカと価値観を共有してることは間違いあるまい。だからアメリカに言われるまま、憲法も変えずに軍備を強化しアメリカの予備軍たるべく訓練を重ねている。しかし一主権国家として考えれば少しおかしいだろう。嘗てアメリカに占領されていたフィリピン以下だ。国政選挙での投票経験が少ない若い諸君には是非考えてもらいたい。それは「同盟の危うさ」だ。日本は過去大きな戦争の度に外国と同盟した。初めは英国だった、これは1902年(明治35年)1月30日にロシア帝国の極東進出政策への対抗を目的として結ばれ、1921年(大正10年)のワシントン海軍軍縮会議の結果、調印された四カ国条約成立に伴って、1923年(大正12年)8月17日に失効した。となっている。余談になるが、現役時代に外務省から仕事を得ようとコンペに参加した。生意気そうな担当者から「日本が日英同盟を廃棄した理由」を論文で提出せよとの宿題が出た。専門家の意見を聞くのが一番と、大学の先輩でもあった江藤淳氏に教えを請うて論文を提出したが、結果は落選してしまった。その次はヒットラー政権下のドイツ、ムッソリーニ政権下のイタリアと結んだ悪名高い三国同盟で、これが原因かは分からぬが、日本が大負けに負けたことだけはっきりしている。そして現在結ばれているのが日米同盟だ。これが長年続いているからと言って今後も日本の安全保障になるとは限らぬだろう。

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