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たかが一人、されど一人

文学散歩 

2024年04月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 太陽の光で木の葉が輝き、風薫る良い季節だ。本来近くの里山にでも行きたいが、体力的に一人では無理と諦めている。昨年まで山行きに付き合ってくれた次女が、アルバイト先を変更して休日出勤を選んでしまったようだから、余計決定的になった。今後は読書にでも励むことにする。てなことで早速面白い本を買い込んで読み始めている。書名は「西遊記」文春文庫4冊で、著者は平岩弓枝さん。挿絵も蓮田やすひろさんという方が描いていて、これがまた秀逸。アニメの世界は詳しくないが、蓮田さんは小生と同年代だからきっと有名な方に違いない。平岩さんは8歳上の1932年生まれ、日本女子大文学部卒と書いてある。昨年亡くなられたとのこと。西遊記は邱永漢とか中国語が得意な人による訳本が多い中、時代小説の大御所の長谷川伸氏の弟子になった平岩氏だけに時代小説的な面白さが満載だ。西遊記は日本でも有名な中国文学だから、知らない人の方が少ないだろう。小生も子供のころからお馴染みで、孫悟空は時代小説の猿飛佐助と同じくらい好きなキャラクターだ。ストーリーもなんとなく知ってはいるが、改めて読むと、有難い仏の教えは兎も角として、それを求めて旅する四人連れのキャラがそれぞれ際立ち面白さに溢れている。原作が何年前に誰によって書かれたかも調べてないが、やはり中国は文字・文学の国だなと改めて感心する。察するに内容から推察すれば、唐時代の作品だろう。唐時代は七世紀から十世紀初めまで、約300年も続いた羨ましいような大王朝時代。日本もだいぶお世話になったとも言える。現代の習近平王朝が何を目指しているか知らぬが、歴史の歯車は巡り巡って、互いにいつか歩いた道を辿っているのかもしれぬ。

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