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吾喰楽家の食卓

2日遅れの鰻の日 

2021年07月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

土用の丑の日を前にして、スーパーで新子鰻の蒲焼を見かけた。
新子鰻の鰻重を、皆野で一度だけ食べたことはあるが、スーパーで見かけるのは初めてだった。
国産鰻の蒲焼は、大きさにもよるが、長焼で2,000円ほどする。
ところが、新子鰻は二回りほど小さいのに、価格は二割以上高かったので買うのを断念した。

もっとも、新子鰻は、養殖鰻の中で一年満たない若い鰻だから、小さいのは当たり前である。
通常の鰻は、一年以上経たないと蒲焼に使える大きさにならない。
数は少ないけど、餌の食いが良くて成長が早いのを、選別したのが新子鰻だ。
若い鰻だから、味に癖が無く、小骨が細いから食べ易い。

土用の丑の日に、鰻重を食べるつもりはなかった。
ところが、寿司売場に日頃は見かけない、『うな玉巻と鰻の握り』が、美味しそうだったので買うことにした。
握りは、骨が気になったが味は悪くなく、うな玉は、卵がふっくらと焼けて絶品だった。
ワンコインで買えたのだから、これ以上は望めないだろう。

土用の丑の日の翌日、新子鰻の売れ残りが安くなっていないか、助平心を出して店へ行った。
残念ながら、売れ残りは無かった。
何故か、宮崎県産『新仔うなぎ長蒲焼』が、一パックだけ成魚鰻と同値段で売っていたので飛び付いた。
勿論、小さい分だけ高いのだが、お買い得と思い大奮発した。

賞味期限に余裕があったので、買った翌日の昨日、食べることにした。
長さを三等分して、中央と尾側を使って鰻丼にして昼餉で食べたが、店の鰻重に遜色ない味だった。
夕餉は、頭側を純米吟醸酒の肴にした。
新子鰻の美味しさを再認識し、皆野の鰻屋へ行きたくなったが、新子鰻を食べられるか分からない。

   *****

写真
2021年7月30日(金)の昼餉と夕餉

御礼
「東京オリンピック7日目の食卓」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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