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ニャンコ座リポート
桜木紫乃と村山由香 (6/7)
2021年06月07日
テーマ:テーマ無し
新型コロナウィルスの猛威に対し、私の価値観でやれる努力をし、みんなが早く自由な日々に戻れるよう、願っています。
ご主人の会社の手伝いを初めてから、コロナのことも加わって、めったに遊べなくなってしまった姉様の、久しぶりに買い物のお付き合いをしました。この間買ったブラがいかに付け心地が良くて、きれいに見えるかを力説したので。何しろ姉様はダイナマイトボディで、重くて肩が凝るのです。幸いこの間の店員さんがいて、計ってもらって、試着して、何と姉様Eカップ。とても素敵なのが選べました。セットのシューツとスリップも。姉様ったら、スリップで寝るんだって。ワオ〜ッ。
電子辞書とジューサーも、私のケーズ安心パスポートで買って、お礼にって、買ったマスクを分けてくれました。どうよ、ヒョウ柄。
図書館から借りっぱなしで閉館しちゃった桜木紫乃(閉まっていてももちろん返せます)と、桜木紫乃が好きならこれ読んだら良いよと押し貸しされた村山由香何冊か。忘備録として、書いておきます。
桜木紫乃の「光まで5分」(2016年)は、北海道から沖縄に流れて行ったヒロインの、いきなりの売春から始まるので、面食らいました。沖縄は好きだけれど、そこにはどんなことがあっても凍死しない所が良い、とヒロインに言わしめている所は我が意を得たりではあるけれど、ほとんどが別世界で、最後には薬も出て来るし、想像が追い付いていけない。 人は、こんな状況でも生きていけるんだと、もちろんほめているのではないけれど、この人たちは、これからどうしたいんだろうと、ため息が出ました。「光まで5分」の「光」とは、いったい何なのでしょう。
お勧めされた村山由香さん、紫乃さんとほぼ同年代です。「ほんとはまだ、足りないんでしょ」欲望に従い、覚悟を決めた女たちの罪悪感の先にある、不埒(読める?ふらちだよ)でセンシュアル(セクシーではなく、色っぽくも、知性と気品があって美しい姿)な短編集です。なるほど、14の物語のヒロインたちは、自分をしっかり持っています。
人はほとんどみんな、できればシンプルに生きたいと思っているよね。でも必ず大人の事情ってのができて、それはけっこうしんどい。世間様は、自分のことじゃないから無視してくれれば良いのだけれど、非難の対象になることが多いのです。それに負けない覚悟ができて初めて自分の望みに正直になれるんですよね。
先日偶然、由香さんがお寺で修行している番組を見ました。何とこんなにかわいらしい人が、こんな小説を書くなんてと、とてもびっくりしました。ただ今、直木賞をとった「星々の舟」を読んでいます。
カラスが2羽、交互に表鳴きと裏鳴きで鳴いています。やるもんだね。
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