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たかが一人、されど一人

絵本と童話 

2021年05月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 現代と異なり小学低学年時代までは、書店も少なく、どこの家庭にも児童向けの本なんか殆ど無い時代だった。あるのは友人の家にあった古い絵本ばかり。友人に借りたりして読んだ絵本は殆どが昔話。桃太郎や花咲か爺や一寸法師に金太郎に牛若丸なんてところだったろう。小学4年生頃になって集英社の「おもしろブック」なんて雑誌を読み始め、高学年になって講談社の「少年倶楽部」を毎月買うために母からお小遣いをねだったものだ。従って幼少の頃に外国の童話というものに接した経験がない。アンデルセンの童話にしろイソップ物語やピノキオなんかも全て文字で読み覚えた筈だ。児童向け小説で特に印象深いのは我が家に唯一有った児童向け文学「小公子」の分厚い本。これもかなり大きくなってから読んだ記憶がある。何が言いたいかと言えば、印象画面が画像でなく文字ばかりで脳みそに刻み込まれたので、変にませているが、どこか情緒に欠ける歪な性格が培われた可能性もある。当然のことだが、一昨日死亡が大きく報道されたアメリカの絵本作家エリック・カール氏のことは全く知らない。報道によれば、世界各国で世代を超えて親しまれている絵本「はらぺこあおむし」とあるが、勿論初耳である。世界各国とあるから日本でも相当読まれているのだろう。しかしコロナ禍で子供に絵本を買って読み聞かせる経済的余裕が無くなって苦しんでいるお母さんも少なくない筈。今日ふと思ったのがコロナ禍の中、我々大人が暗い気持ちになるのは仕方ないとしても、未来を担う子どもたちの教育や情操の発達に大きな影響が出ることだけは避けたいものだ。我々世代の子供時代は確かに貧しくはあったが、戦争の軛から開放されて、子供には分からなかったが、大人たちには遥かな将来に輝く希望ような存在があったのだろう。現状を打破する努力は子どもたちが大人になって初めて分かることだ。子どもたちが大人になった時、親の苦労を知る時は必ず来る。子供はもう大人になっているから良いとしても、一番下の孫は未だ中学に入学したばかり。つい最近までトムとジェリーのアニメを繰り返し見て喜んでいた。この孫は未だブログを読むことはあるまい。他の子や孫もブログは知っていても読むには至っていない。ある日、それは我が存在がこの世から消えてからになるかもしれぬが、我が胸中にあったのが日本社会や政府への不満だったと知ることになる。これは互いの不幸だ。

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