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フットマッサージャー 

2020年12月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:修理

<<風が強い日でした・・・

手空きになっていたので工作しようとしてたら、知人から、緊急の修理依頼が来ました。

某オ社製の「フットマッサージャー」で、電源が入ったり止まったりするとの事です。

機能はヒーター付でスイッチを入れると中のローラーが廻り足裏をマッサージする機器です。

電源はACアダプターから12Vを出して、プラグを本体に挿しています。

動かして見ると、一旦は動きますが、プラグを触ると止ります。

・・・もう判りますね!

プラグの受け側、【ジャック】と言いますが、これの調子が悪い様です。

直ぐに、本体をからジャックが付いている回路部を取り出せば簡単に調べられます。

と、所がドッコイ(笑)そうは行きません。

 【この先作業内容は長いのでご了解ください】

先ず、本体を包んでいる布ケースを外さねばなりませんが、しっかり縫い合わせていて密閉状態です。

知人に、【布を切開しますが完全修復出来ないかもですよ】と言って了解を得て、外科医ではないが、開腹手術?して本体を取り出しました。

所が、未だ難問がありました。

本体はすべて発泡スチロールでしっかりと覆われていてジャック部は見えません。

更に、ジャック回路付近のスチロールを丁寧に剥がして手術を進めてやっと取り出せました。

ジャック部のプラグが入る部分見たが、焼けたり、していません。

よく構造を見ると、ジャックが挿し込まれた先にある接点(マイナス側)のバネが怪しい。

プラグを揺すると電源が入って動きます。

結論は、このバネが劣化して接触しない時が有ります。

処置は、バネの曲りを修正して、【確実】にプラグに接触させる事で直りました。

(写真:本体とジャック部)

【これはメーカー側が設計時認識しなかった弱点です】

この後、元通りに本体を布ケースに戻さねばなりませんが、ここでも一手間が掛りました。

【テグス】を使って切開した布を丁寧に縫合して、元通りに復元が出来ました。

(写真:使った針とテグス)
【針穴にテグスは通せましたよ】

不具合箇所は簡単に直せたが、作業は結構な難易度のものでした。

日々常に使っておられた物なので、届けたら大変喜ばれました。

+++
この修理は個人的な事ですので真似されない様ご注意下さい。



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