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老後の一日 

2020年09月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



貝原益軒の名言集に、【老後一日楽しまずして、虚しく過ごすは惜しむべし。老後の一日、千金にあたるべし】というのがあります。
これは「もうあくせくと働くことはない。家族の生活を心配することもない。こんなぜいたくな老後の一日、楽しまなくてどうしよう。
今まで暇がなくてできなかったこと、あれもしたい、これもしたい、値千金の一日である」ということだそう。
「わかき時より、月日の早き事、十ばいなれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一カ月を一年とし、喜楽して、あだに日をくらすべからず。つねに時日をおしむべし」と説いています。
確かに一日は早く過ぎてしまいますから、年老いてからの時間を無駄にするなというのです。 
かぞえ年の85歳まで生きた益軒は老境を十分に楽しみました。
酒をこよなく愛し、22歳も若い愛妻と添いとげ、晩年になって200冊もの著作をものにしたのですから、大したものです。
老いても豊かに生きるためには、「一に生活費、二に健康、三に生きがい」が必要だということです。
もちろん、そのためには、備えも怠ってはいけませんね。
そういう老後を、迎えたいものです。

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