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十兵衛の奮闘記

『地獄極楽図の拝観で南房総まで訪ねたのでござる!』 

2020年08月18日 外部ブログ記事
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例年旧盆明けの8月16日藪入りの日は、午前中は門前仲町の法乗院、午後は武蔵中原の安楽寺で、手前の地獄絵解きを行っておりましたが、今年はコロナウイルス拡散のため、絵解きは残念ながら中止となったのでござる。そこで年一度この日しか公開されない地獄極楽図の原図を拝観しに、猛暑の中、房総館山の近くにある延命寺に行ってきたのでござる。と申すのは法乗院にある16幅の地獄極楽図はこの延命寺保有の複製で、手前が法乗院で絵解きを始めるときに先ず『この地獄極楽図は、江戸時代1784年宋庵という画家が描いたもので、原図は千葉館山の近くにある延命寺に保有されておりますが、年一度の8月16日しか公開されないので手前は実際拝観したことがござらぬ!』といつも補足説明をしておったのでござる。いつかは是非原図を何とか拝観したいと前々から思っておりましたが、今年はコロナウイルス拡散のため手前の絵解きは中止となったので、ちょうど良いチャンスと思い日帰りで館山往復をした次第でござる。先ず新宿から高速バスで館山駅まで行き、駅前の観光案内所で、延命寺の位置を確かめ、レンタル自転車で行くことにしたのでござる。猛暑なので案内所の人も大丈夫でござるか?と心配してくれたのですが、何とか頑張って国道沿いの田園風景が続く道(日影が全くない道)を自転車で45分位掛けて延命寺に着きましたが、着いたときはさすがに汗が滝のように流れておりました。延命寺は1520年に開山され、里見氏の菩提寺ということで由緒あるお寺故、昔ながらの独特の風格が漂っておりましたが、やはりコロナの影響か参拝客は少なくひっそりとしておりました。ご住職にご挨拶のあと、公開されている地獄絵を拝観しましたが、とても300年前に描かれた絵画とは思えないほど鮮明で綺麗だったことに驚くと共に本物に出会った感動を感じたのでござる。これは年一度しか公開されていないからだと思いますが、とにかく貴重なもので、いつまでも大事に継承してもらいたいと思ったのでござる。帰り道も炎天下でしたが、遥かここまで来て本物を拝観した喜びとこれからはまだ本物を見たことがないと補足説明しなくて済むと思うと嬉しくなって、お蔭様で熱中症にもならず、無事に帰宅することが出来たのでござる。尚、地獄極楽図の写真撮影は禁止となっておりました。複製は門前仲町の法乗院の本堂下で随時拝観可能でござる。

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