メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

吾喰楽家の食卓

蕎麦の食べある記 No.10 

2019年12月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:食べある記

秩父「石橋庵」 −自家産の蕎麦粉―

農家の副業なので、金曜、土曜、日曜、祝日しか店を開けない。
かつては、農繁期の9月と10月は、休業した。
息子夫婦が手伝うようになったからか、今では農繁期でも、金曜だけ休み、土曜、日曜、祝日は営業している。
自家産の蕎麦粉だが、玄蕎麦も自家産なのがセールスポイントだろう。

国道140号皆野バイパスから約5分の竹藪の中に、「石橋庵」はある。
10年近く前、吉田の龍勢祭りで有名な、道の駅「龍勢会館」へ行った帰路、偶々見掛けた小さな看板で、この店を知った。
座席数二十の小さな店だから、有名になりすぎては困ると、公表するのを控えていた。
今まで、美味い蕎麦を食べさせて貰ったから、恩返しをしようという心境になった。

蕎麦の品揃えは、“田舎せいろ”、“かけそば”、“卵とじかけそば”、“鴨せいろ”の4種類しかない。
他には、“季節の天ぷら”、“そばがき”、“自家米おにぎり”がある。
“鴨せいろ”と“自家米おにぎり”を試したことはあるが、大概は“田舎せいろ”と“季節の天ぷら”を頼んでいる。
この組み合わせで、1,200円だから、高くはないだろう。(写真は大盛りで200円高)

「石橋庵」の蕎麦は、色や太さは平均的だが、コシがある手打ちの二八蕎麦である。
コシが強いと粉っぽい食感が多いが、この店は、それが無く喉越しもいい。
その上、長いこと変わらぬ味で、いつも、茹でたての蕎麦と、揚げたての天ぷらを出してくれる。
好きな蕎麦屋のベスト3に入っているが、その中でも僅かだが秀でているかも知れない。

   *****

写真:2019年12月20日(金)撮影



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR







上部へ