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吾喰楽家の食卓

蕎麦の食べある記 No.09 

2019年12月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:食べある記

鉢形「吾喰楽庵」 ―越前おろし蕎麦―

店主(吾喰楽)は蕎麦好きだが、泥沼に嵌るのが怖くて、蕎麦打ちには手を出さない。
それより、他人が打った蕎麦を、「美味い」とか、「不味い」と、評論家に徹した方が楽だと考えている。
記録が残っている最近の6年間で、蕎麦屋で蕎麦を食べたのは月平均3.5回、吾喰楽庵(自宅)では2倍の7回になる。
蕎麦だけでなく、饂飩、中華麺、パスタも好きだから、麺類の合計は年間で365回の実績もある。
しかし、御飯をもっと食べることにしたので、蕎麦を始め麺類は昨年から減少の傾向にある。

サラリーマン時代は、乾麺を重宝に使っていた。
ところが、毎日が日曜日の身分になると、いつでも買物へ行けるので、生麺を多用するようになった。
乾麺は意外と高く、生麺を茹でた方が美味しい上に、安くつくことが多い。
色々な生麺を試した結果、コストパフォーマンスが良い、群馬の麦挽屋今助(根岸物産)を常用している。
賞味期限が近づいて半額になっていると、まとめ買いをして冷凍保存する。

季節を問わず、冷たい蕎麦を好んでいる。
冷たい蕎麦を熱々のつけ汁で食べる、“鴨せいろ”の類も悪くはない。
最近は、納豆と卵黄をのせた、“納豆蕎麦”がマイブームになっている。
今回は、趣向を変えて、“おろし蕎麦”にした。
山形の葉山製麺所の乾麺(葉山そば)を、箱で取り寄せていた頃は、“おろし蕎麦”を頻繁に作っていた。

この食べ方は、現役時代に仕事で通った武生で知った、“越前おろし蕎麦”を参考にしている。
固めに茹でた蕎麦に、麺つゆは控えめ、大根おろしはたっぷり、お好みで花かつおをのせても良いが、作るのは極めて簡単だ。
濃縮タイプの麺つゆを、大根おろしの搾り汁だけで薄めている。
根津「よし房 凜」の“越前おろし”は、本場より都会的な仕上がりだが、これはこれで美味しい。
「よし房 凜」には劣るが、辛みが利いた「吾喰楽庵」の“おろし蕎麦”を、昨日は堪能した。

   *****

写真
吾喰楽庵:納豆蕎麦(撮影 11月7日)・越前おろし蕎麦(同 12月19日)



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