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吾喰楽家の食卓

蕎麦の食べある記 No.01 

2019年12月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:食べある記

根津「よし房 凜」(よしぼう りん) −天ぷらが美味い店−

根津へ通い始めたのは、平成15年10月のことである。
きっかけは、千駄木にある大学病院の乳腺外科だ。
妻が地元の総合病院で、ステージ4の乳癌を宣告された。
当時、その病院には放射線科がなかったので、大学病院で治療することを勧められた。
本人とも相談し、診療科は異なるが身内が勤務している、千駄木にある大学病院の世話になることにした。

下町の情緒が残る文京区と台東区の一角を谷根千と呼ぶが、谷中、根津、千駄木の総称である。
大学病院へ通院し始めた頃は、妻も元気だったので、診察が終わると谷根千で昼餉を食べてから帰宅した。
彼女も蕎麦が好きだったので、蕎麦屋へ行くこともあった。
当初の抗癌剤は、服用するタイプだったが、点滴に替わってからは、私一人の昼餉が多くなった。
点滴に時間が掛るので、二人一緒の昼餉だと帰宅が遅くなるから、妻は帰路の車中で弁当を食べることにした。

一人の昼餉になってからは、毎回のように蕎麦を食べた。
病院の周囲にある蕎麦屋は殆ど行ったが、一番のお気に入りは「よし房 凜」だった。
妻が弁当で、私だけ美味い蕎麦は気が引け、安い店にも行った。
点滴がない日の昼餉は、一緒に「よし房 凜」で食べることもあった。
妻は“天せいろ”を好んでいたが、天ぷらを食べ切れないので、私は“せいろ”にして、一緒に食べた。

「よし房 凜」は、不忍通り(しのばずどおり)根津神社入口の交差点に面している。
数年前から、その大学病院の整形外科へ通うようになり、「よし房 凜」通いが復活した。
ガラス張りの作業場で打つ、蕎麦が美味しいのは言うまでもない。
何を食べても美味しいが、特に天ぷらはお勧めだ。
前回の“天せいろ”は天ぷらを完食するのに苦労したので、今回は“せいろ”と“小天丼”を頼んだ。

   *****

写真
12月2日(月)の昼餉(せいろ・小天丼)



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シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

そんなことがありましたね。
覚えています。

ここの天ぷらは、専門店に勝るとも劣らない味です。
夜の部は、行ったことはありませんが、天ぷらの盛合せで一杯もいいでしょうね。

天気が良ければ、上野まで歩くのもいいですね。
でも、実際の頻度は少ないのでしょうが、雨に降られた思い出が多いのです。

2019/12/04 09:22:45

教えて戴いて

シシーマニアさん

名古屋から、荷物を持って直行で行った思い出の場所です。

せっかく美味しい天麩羅蕎麦を頼んだのに、その後、人に会う約束があって、ビールを我慢したのも強力に憶えて居ます。

その後、上野まで歩いた記憶もあります。

今度は是非、ビールが飲める状態で行きたいと思って居ます。

2019/12/04 08:15:27

ぼてふりさんへ

吾喰楽さん

お久しぶりです。

一口に蕎麦と言っても、太さ、色、固さ、色々です。
基本的には、好き好きかなと思っています。

仰せの通り、ソバつゆの味も、大事な要素ですね。

博多が発祥とは知りませんでした。
大陸に近いから、ということでしょうか。

2019/12/03 17:53:03

そば

ぼてふりさん

私はそば通とは程遠い存在ですが、唯一「旨い!」と実感したのが、長野県松本市・駅近くのビルの2Fにある蕎麦屋さんで2回行きました。

メンもさることながらソバつゆの美味しかったこと

セットで2千円程でした。
信州登山の帰路のことです

ソバもウドンも博多発祥ですが、やはり信州ソバは旨いです

2019/12/03 16:55:59

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