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吾喰楽家の食卓

思い出の品と思い出 

2019年11月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

わが家は、建ててから三十数年が経つ。
大きな家ではないが、注文住宅だから、当方の希望や設計者の拘りが詰まっている。
壁一面がクローゼットだったり、その他にも収納スペースが多かったりする。
三人家族として設計したので、一人暮らしの今は、収納には困らないはずだ。
ところが、最近、衣類などの仕舞い場所に苦労している。
必要ないものが多すぎるからで、妻の衣類を片づけることにした。

一周忌の頃、クローゼットにあった妻のスーツなどは、義母や義妹に手伝って貰い処分した。
そこは、今は私のジャケットやブルゾンなどに替わっている。
現在、子供部屋だった所を寝室に使っているが、その押入れに妻の衣類がある。
衣装ケースに整理されているので、邪魔ではないから今まで放っておいた。
ひと月ほど前から、片付けを始めている。
衣類を処分する場合、全てが資源物ではなく、ニットやフリースは可燃ゴミになる。

多量の衣類を、一度に出しては迷惑だろうから、のんびりとやっている。
昨日の成果は、資源物が45リットルの袋に二個、燃えるゴミが三個である。
数えたわけではないが、セーターが三十枚、ブラウスが五十枚、パジャマが二十組ほどあった。
見覚えのないものも少なくなかったが、パジャマに関しては殆ど記憶にあった。
それもそのはずで、闘病中に二人で買いに行ったか、私が準備したものだったからだ。
ブランド品は殆どなかったが、見るからに高そうな、厚手のカシミヤのセーターには驚いた。

衣装ケースは、押入れの片側上下に目一杯あるが、あらかたの片付けは済んだ。
空いたケースには、洗ったばかりの、夏用のシーツやタオルケットなどを入れた。
まだ十個以上空いているので、当分は衣類の収納場所には困らない。
この種の仕事は、楽しいわけではないが、片付いた達成感は味わえた。
妻が他界して十一年目だから、悲しみは少ないが、記憶にある服を見ると色々と思い出す。
思い出の品が減っても、思い出は減るどころか、泉のように湧き出てくる。

   *****

写真
11月5日(火)の昼餉(レトルトカレー)と夕餉(ブリの塩焼・和風ポトフ)



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かめきちさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

何も考えずに、次々にやれば、もう少し速く出来るのでしょう。
ついつい見てしまい、それに関わることを思い出してしまいます。

コツコツ、やるしかないですね。
お互い、頑張りましょう。

2019/11/06 13:58:49

処分って大変です

かめきちさん

家内の妹、母親、父親と亡くなって、誰も住まなくなった家には両親が健在だった頃の衣類などがそのまま大量に残っていました。家を処分するにあたって仕方なく整理を始めたのですが、我が家から少し離れているので度々は行けず、未だに処理途中です。

2019/11/06 10:03:25

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