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吾喰楽家の食卓

里芋とヤリイカの煮物 

2019年11月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

昨日の文化の日は、のんびりと過ごした。
毎日が日曜日の身分だから、その気になれば、何時でものんびりはできるのだが。
それでも、世間が祝日だと、その気分になる。
午前中、近所のスーパーへ行ったが、買ったのは調味料と飲み物だけだ。
ストックしてある食材で、献立を考えた。
昼餉は、“手作り”に拘った。

前夜の残り物のマグロは、味噌漬に仕込んでおいた。
かつて味噌を伸ばすのに清酒も使っていたが、近頃は好みが変わって味醂だけにしている。
里芋とヤリイカの煮物は、衣被で使い残った大きめの里芋を使った。
とは言え、煮物にするのには、少し小振りだったので全て丸物だ。
漬物は、手作りの白菜漬が食べ頃になっているが、賞味期限を考えて高菜漬にした。
どれも美味しく食べたが、特に里芋は納得の味だった。

夕餉の白鮭は甘塩の表示だが、本当に甘塩で、酒の肴として程よい塩加減だった。
甘塩とか中辛と言っても、その基準は、結構、いい加減である。
里芋の煮物は残り物ではなく、昼餉に食べたのは飽くまでも味見のつもりだ。
続けて食べても、飽きなかった。
特別のことをした訳ではなく、里芋が良質だったからだろう。
中華、フレンチ、イタリアン、何でも食べるが、地味な品揃えでも和食はしっくりくる。

昨日のベストは、言うまでもなく、里芋とヤリイカの煮物である。
良質の里芋を選ぶのが一番のポイントだが、味付けや火の入れ加減が重要なことは言うまでもない。
その上で、プロとアマの差が出るのは、皮の剥き方だろう。
貧乏育ちのせいか、少しでも薄く剥こうとして、皮の近くに黄変部分があっても残してしまうことがある。
皮を厚く剥いて、断面を正多角形に仕上げるのは、単なる見映えだけでないことに、最近、気が付いた。
もっとも、今回の里芋は、多角形に拘ったら、食べる所が無くなってしまう。

   *****

写真
11月3日(日)の昼餉と夕餉



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