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「ひとよ」 

2019年10月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/日本〕ある、大雨の降る夜、タクシー運転手のこはる(田中裕子)は、夫を故意に轢き殺した。3人の子供たち、長男・大樹(鈴木亮平)、次男・雄二(佐藤健)、長女・園子(松岡茉優)を、日常的に激しい暴力を振るう夫から守るために。これで、お前たちは自由だ。自由に生きていける。何にでもなれる。私はこれから自首する。刑務所に入る。そう言い残して、母は消えた。それから15年。3兄妹のもとへ、母が突然帰ってくる・・・。試写会で観た。生かすも地獄。殺すも地獄。こんな言い方、間違っているかもしれないけど、人間の中には、もう、死ぬことでしか、問題が解決しないって人が、一定数いると思う。この映画の父親も、そんな人間の一人。子供たちに暴力を振るうシーンは、一度しかないけど、それでもう十分。あんなもん、何度も見せられたら、こちらの気がおかしくなってしまう。母は、そんな父親を殺した。子供たちを、解放するために。明るい未来のために。でも、現実は、そう上手くはいかない。母が描いたような幸せは、子供たちには、やって来なかった。週刊誌に事件を書き立てられ、どこへ行っても、殺人者の子供として、嫌がらせを受ける日々。明るい未来どころか、真っ当な仕事にも就けやしない。そんなこんなで、子供たちの中には、母を恨む者が出てくるわけだけど、お願いだから、それはだけはやめてほしい、と、私は祈るような気持ちで観ていたよ。母を恨んだら、父親の暴力を肯定する事になる。じゃあ、もし母が、父親の虐待を見て見ぬフリをしていてもいいのか。それだと、昨今、ニュースになっている虐待事件と同じではないか。まぁ、殺すのではなく、他にも、父親から逃れる術はあったんだと思うけど、人は切羽詰まったら、思考が停止してしまう事もあると思うし。映画は、出所してきた母と、子どもたちの再会から始まる、家族再生の物語。あぁ、スクリーンの向こうに行けるとしたら、私は子供たちに、お母さんを、大切にしろと言いたいよ。評価 ★★★☆☆〓

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