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ニャンコ座リポート
人様の悩みを聞け療法 (8/20)
2019年08月20日
テーマ:テーマ無し
今日は弟の誕生日です。グレイヘアのイケメン、お腹も出ていないし、自慢の弟です。60歳です。来春定年退職です。長い年月、お疲れさまでした…まだ早いね。中3になってすぐ父を亡くしました。かわいそうでした。都市部の高校に行く学力はあったはずですが、母子家庭で私は大学生、部活はバレーボール(森田・横田・猫田・大古に憧れた世代)をしたいから1番近い高校が良いと、お金がかからない道を選んだのだと思います。進学する子がほとんどいない高校から、国立1期に受かったと、大騒ぎになったほどでした。たった1つ文句を言わせてもらえば、その大学の寮でたばこを覚え、今も吸い続けていること位です。
私が絵は弟にはかなわないと思っていると同様、弟は音楽?は私には、と思っているかもしれません。が、私は知っている。弟がチック・コリアの「スペイン」のレコードと一緒に、完全に「トゥットゥットゥトゥルルットゥッの難しいリズムを鼻歌で歌っていたのを。私はできない。
息子は立ち直りのヒントを求めて劇作家大会に行ったのでしょうが、幾度もメソメソと電話してきました。ぜんぜん楽しめていないと。どんな時も家族といられない寂しさの呪縛から逃れられないと。いつも何か一発で治ったら、それまでの苦労は何だったのかバカみたいなことになっちゃうので、そんなことはありえないと思ってはいます。あちらではゲストハウス(ゲストハウスとユースホステルの違いはわからない)に泊っているようで、居心地は良いようです。
息子は一緒に行った友達の悩み事を聞いて、えらく共感していました。そう言えば4月にも、友達が相談事に訪れた時に、たいそう立派な助言をしていて、立ち直ったんじゃないだろうかと思った時がありました。もちろん錯覚でしたが。ならば、自分の辛さはとりあえず置いといて、どんどん人様の悩み事を聞けば良い。これは良いアイディアです。
羊毛クラフトその後です。ネギは「ラウル・シャニャイ子爵」に。ダリは「クリスティーヌ・ダリエ」になりました。せっかく苦労してキジトラの縞模様を作ったのに、服を着せて隠れるのはもったいない気もしましたが、そこは譲れません。原画とは少し違いますが、まずラウルは、オーガンジーをバイアスにしてネッカチーフとして結び、綿サテンのベストを着せました。映画のラウルは懐中時計の鎖が見えるので、無理やり付けて見ました。
クリスティーヌは、オーガンジーのドレス?とレースのケープにしました。ケープの紐は、刺繍糸を三つ編みして先端を房にしました。髪飾りも付けてみました。我ながら、この細かい作業はもはや病的ではないかと、あきれます。相変わらず、服を着せるにあたって新たに買ったものは1つも無いことが自慢です。後は、マコの「ニャントム」と一緒にセッティングですが、ただ今鋭意制作中です。
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