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「銀嶺の果て」 

2019年06月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1947年/日本〕志村喬、三船敏郎、小杉義男の3人は、銀行で金を強奪し、冬の北アルプスに逃げ込んだ。温泉宿に入った3人だが、客の一人に、正体を見破られ、さらに雪深い山奥に。追ってきた警察から逃れようとする途中、小杉が雪崩に巻き込まれ、死ぬ。警察隊を撒いた志村と三船は、雪の中にポツンと建っている小屋を見つける。そこで暮らす老人と少女と、山男・河野秋武。数日を過ごすうちに、優しい志村に、少女は懐くが、常にイライラしている三船は、河野に拳銃を向け、麓におりる案内をしろと脅し・・・。3人の銀行強盗が北アルプスに逃げ込んだ後の出来事を描いた、地味な映画だけれど、中々面白く見入ってしまう。脚本を手掛けたのが、黒澤明さんだという。黒澤さんは監督だけでなく、手懸けた脚本も、とても多い。やっぱり凄い人なんだなぁ。しかも、これが三船敏郎さんの映画デビューであり、黒澤さんとの出会いでもあると言う。様々な面において、記念的な映画なのね。3人組の強盗のうち、1人が死んだあとは、志村喬さんと、三船さんの対比となる。優しく穏やかな志村さんに対して、まだ若く、ギラギラしている三船さんは、イラ立ちを隠せない。そして、すんごく図々しい。山小屋で世話になっているというのに、「客なのに、一番風呂に入れないのか?」だと(笑)。泥棒がどの面下げて、そんな事を言うか。三船さんのイケメンっぷりが、そんな役にめっちゃ合ってて、いいデビューだったんだなぁと思う。山小屋の少女と志村さんの心の交流がいい。少女がかけるレコード、「My old Kentucky home」がなんとも郷愁を誘い、オチでも素晴らしい使われ方をしている。3人が最初に泊まった温泉宿で、一人の客が、3人がニュースになっている強盗ではないかと疑って、障子の隙間から見張るんだけど、分かるなぁ、その気持ち(笑)。好奇心旺盛な私は、コミカルにも思える、そんな場面にワクワクする。犯人の1人は、薬指と小指が無いらしいとニュースで知ったその客は、何とかしてそれを確かめようと必死(笑)。危ない危ない。でも、危なくても、好奇心には勝てないのよね(笑)。評価 ★★★★☆

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