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2019年05月26日 外部ブログ記事
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森 政弘 著「退歩を学べ」の中にあったものです。
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森氏が東京工業大学に在職中、学生に「氷が溶けたら何になる?」という問いかけをしたそうです。
何になると思いますか?
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この問いにほとんどの学生は、“子供に聞くような質問はしないでくれ”と言わんばかりの顔をして、「水ですよ」と言うそうです。
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多分私の答えも同じでしょう。
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私たちは無意識でいると、枠に囚われてしまいがちですし、空気感のようなものが邪魔しているのかもしれません。
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これに対し、著者の森さんは、「もちろん答えは『水になる』で間違いではないのだが、大学生になったのだから、一つ覚え的に、水になる、水になるとばかり答えないで、『氷が溶けると春になる』ぐらいのことを言ったらどうなんだ、と思うくらいだった」と述べております。
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大人になるにつれ、観念が固定され、ものの見方やとらえ方が硬くなってくるものです。
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面白い発想が出やすい環境というのは、親や上司が「おっ、それ面白いね〜」と聞けるか、「何ふざけたこと言ってんだ」と一蹴するかで変わってくるといわれます。
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柔軟な頭と心を持ち続けて行きたいものですね。
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