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吾喰楽家の食卓

竹+旬=筍 

2019年05月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

竹と旬を合わせて筍と書くが、実に素晴らしい字だと思う。
正に、今が竹の旬である。
都内で生まれ育ったが、子供も頃、周辺の竹藪で筍を掘った経験がある。
茹でるのは、祖母や母がやってくれたが、皮を剥くのを手伝った。
勿論、仕事という気持はなく、皮を剥くのが楽しかった事を鮮明に覚えている。

先日、ご近所から、掘り立ての筍を頂いた。
一刻も早く茹でるのが良いらしいが、外出の予定があり、茹でるのは二日後になってしまった。
皮ごと茹でると、剥くのが楽なのは知っているが、大きな鍋が必要だ。
小さな鍋で大丈夫なように、今年は皮を剥いてから茹でた。
茹で上げた翌日も、外出の予定があり、直ぐには食べられなかった。

パソコンで調べたら、糠が入った茹で汁に浸かった筍を、そのまま冷蔵庫で保存すると良いと分かった。
少しでも早く食べたほうが美味しいのだが、一週間近くは大丈夫らしい。
昨日、それを使って、筍ご飯を炊いた。
炊き込みご飯には、味噌汁よりも吸い物が合うので、筍に合う若布を具に作った。
酒を飲まない昼餉に刺身類は珍しいが、手作りの真鯵たたきで、筍ご飯を美味しく食べた。

夕餉は、筍を炒め煮にした。
茹でた筍を、少量のサラダオイルで炒め、砂糖と醤油で味を調え、花かつおで和えた。
掘って直ぐに食べられなかったとはいえ、自分で茹でた筍は、ひと味違う。
歯応えと、香が何とも言えない。
筍が好きだった妻の仏壇に供えたのは、言うまでもない。

   *****

写真
5月15日(水)の昼餉と夕餉



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