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2019年03月29日 外部ブログ記事
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 清水能楽師の謡曲個人レッスン

 写真は大崎付近の目黒川沿いの桜。撮影は3月26日。

 昨日は上大岡で清水先生の個人レッスン。「松風」の第6回目になります。「松風」は最も人気のあるお能の一つで三番目(蔓物)で稽古順は準九番習と難しいものです。若い女性の情熱を幽玄化するため、世阿弥が、松風、村雨という姉妹と中納言行平の寵愛について創作したものです。無限能(ワキ僧が松風・村雨の旧跡を訪ね、夢の中で姉妹が昔懐かしい行平との恋物語を見る劇中劇)の形式をとる代表的な蔓物です。

 謡どころ(独吟)はロンギと言われる部分とキリ(最後の部分で仕舞にもなっています。ロンギの部分は姉妹が風光明媚と言われる塩釜で生業として塩汲みを営んでいます。その苦しさを憐れむと同時に塩汲みをしながら風光明媚な場で月をめでる風流なところです。キリの部分は,物語りの最後でもあり、姉妹が須磨の浦和の松の木を見て、行平があそこに立っているではないかと妄執の夢に浸る場面です。今年の発表会では全員謡本なしで独吟を披露することが決まっており、私はこのいずれかの場面を謡うことになりそうです。

 昨日は17;00からのお稽古でしたが、お稽古場に30分早く到着し、前の生徒さんが仕舞のお稽古を受けているのを見学させてもらいました。時折お稽古の順番待ちで、仕舞のお稽古も見せていただくことがあります。仕舞の知識は全くありませんが、クセの場面等の仕舞はすべて定型があり、昨日は「桜川」でしたが、「芦刈」でも、「紅葉狩」、「山姥」でもクセの仕舞は同じように舞うのだそうです。私にとって新発見で、これから仕舞を見る機会もありますので注意してみてみたいと思います。

 清水先生は80名余りの多くの生徒さんを抱えておられ、定期的に能講座を開設されておられます。現在は「小袖曽我」を題材に時代背景を説明されながら数回にわたり講義されます。その集大成として謡跡見学を親睦旅行も兼ね計画され、今回は「小袖曽我」と関係のある、城前寺、箱根神社を一泊二日で回る予定です。私は5月の例会にぶつかるため、日帰りで5月27日の実参加する予定です。これもまた、謡を勉強する余得になります。
日々是好日。

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