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流老記

人形 

2019年03月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝から雨、で寒い。

きょうは雛祭り。
日曜日とあって近所からは珍しく子供の声。
お爺ちゃん、お婆ちゃんたちを訪ねて
お祝いでも貰うんだろうか。

あげる必要のない我が身にとっては
はしゃぐ子供たちの声も
たまにはいいもんだ。

雛人形は受け継ぐものではなく
毎年新しいものを揃えるべきだ、という
人形メーカーの販促キャンペーンに対し
色々と物議を醸しているらしい。

バレンタインのチョコレートや
母の日のカーネーションとかを見て
売り上げが右肩下がりの人形メーカーたちの
苦肉の策なのだろうが
鳩首会議の様子が見て取れる。

雛人形にしても
五月人形にしても安くないもんなあ。

貧乏百姓の我が家では
鯉のぼりはもちろん
新聞紙で折った兜しか記憶にない。
庄屋さんの家では
何匹もの鯉が泳いでいる鯉のぼりと
立派な鎧兜の置物が飾ってあり、
小さい頃から格差は当たり前で
羨ましいとも思わなかった。

雛祭りも
豪勢な雛壇ときらびやかな人形が飾られ
ちらし寿司なんかが振舞われたらしが
女のお祝いなんかに出たら男が廃る、と
よだれを垂らしながら粋がっていた。

そういえば
昔、カメラマンが小さい頃
女の子の家に行き
男雛と女雛を使って
お医者さんごっこをしているところを
女の子の母親に見つかり
殴られて叩き出された、なんて話を聞いて
大笑いしたことがあったっけ。

こんな雨の日に
女が作った指人形で遊んだことが
唯一の人形に関する想い出。

過ぎた日々の想い出だけが
今を生きていく糧になっているわい。



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