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ニャンコ座リポート
メサイア歌って「ああ無情」 (1/20)
2019年01月20日
テーマ:テーマ無し
昨夜はファーチレから帰り、買ってきた夕食を食べ、コールマン椅子に座って(寝て)、いくつかの早い方が良い返事やお知らせなどをしたら、かなりの疲労感に襲われて、テレビかかったままダラダラウトウト2時間ほど。トホホ話ではなく、「メサイア」が疲労困憊するほど充実してたって話です。
PMFの「千人の交響曲」は、ひとまず申し込みました。周辺のメンバーは「冥途の土産に歌っておく」と言い、私もまさしくそんな気分です。もしも、練習参加回数が足りなくてレッドカードが出たら、それは仕方ない位の気持ちで。でも負けず嫌いな私が、そんなこたぁないとは思いますけどね。
今回のメサイアは、シチュエーションをとても大事に練習しています。私はクリスチャンではありませんが、その曲がどんな場面であるか、誰が主人公であるか、考えて歌うよう心がけています。
お正月ドラマ「レ・ミゼラブル」について、改めて書こうと思いつつ、熱気が下降していたのですが、メサイアを歌いながら、「神」の存在という点で、書く視点を思いつきました。ドラマを平成の日本に置き換えたという時点で、絶対に困るだろうという心配が、何点かありました。
ジャンバルジャンは、パンを一切れ盗んで19年も囚人として重労働をさせられていた。いくら何でも、今の日本にそれは無い。なるほど、正当防衛的な殺人にしていた。脱走して逃げ続けられるなどありえないだろう、と思ったら、阪神淡路大震災を使ったか。コゼットが預けられた環境はあるとは思えない。そうか、無認可悪徳保育園にしたか。革命は無いだろう、ならば、選挙と臓器移植にしたか。色々突っ込みたい所はありますが、大健闘だったと思います。
原作のレミゼは、変わることのできたバルジャンに対し、変われなかったジャベールが生きていけなくなるのです。ドラマでは、ジャベールも変わることができて、二人とも死ななかったのが、良かったのです。これは別物などと言う結論に、無理やり落ち着けなくて良いのです。ただ、時間が足りなすぎました。短さを感じさせないミュージカルと言う手法が、いかに優れているかを痛感しました。
で、「神」です。銀の燭台として切り取られるほどの場面は、まさに神を感じます。ミュージカルでは、「行きましょう 自由な処へ 悩み洗い流され 神恵与えたもう・・・」「誰かを愛することは 神様のそばにいることだ」と歌われ、ライトが白くなる(昇天)。ここが日本の現代のドラマとの、決定的な違いなんだろうと思いました。
ね、語らせたら一晩でも語るほど、私はかなりのミゼラーです。9月の札幌公演の先行発売が迫っていて、必ずチケットを手に入れられるかどうか、大いに、心配しています。
何度もの書き込みで、訳わからなくなりつつあるメサイアの楽譜の背表紙が裂けました。カバーフィルムを貼っておきましょう。
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