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2018年12月23日 外部ブログ記事
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  株式投資家の憂鬱

 写真はゴールド・コーストの夜明け。撮影は今年6月のオーストラリア・スタディーツアーの時のもの

 年末にかけ、このところ世界の各式市場は激変し、ムードも低調となっている。いろいろな理由は考えられるが底辺にあるのは米中の貿易戦争が宇宙や技術革新のフロント・ラナーを巡っての熾烈な争いに発展・拡大していることにある。特に最近のファーウエーを巡る中国当局の情報管理疑惑、中国当局も絡んでいるとみられるハイテク技術のハッキングによる流出疑惑などは米当局にとっては許しがたいものと考えられる。

 米国大統領の「資質」の問題も底辺にあることは否定できない。減税策による景気刺激もあって米国経済は過熱気味に推移してきた。このところの中国との貿易戦争の結果は大方の予想の通り、輸入物価の高騰、中国への輸出の減少で、中国もそうであるが、米国の消費者が負担を強いられている。トランプ氏によれば中央銀行の利上げが諸悪の源泉であるとのことで更迭まで具体的となってきた。トランプの一連の人事を見てみるとその生き詰まりが目に見える。
 
 習近平主席にしてもこのまま放置すれば米国との対立構図が緊張を増すのみで、これまで経済的にも成功を遂げてきた企業の業績には暗雲が垂れている。何らかの中国側の譲歩もあり得るが、当面中国と米国+日本を含む自由主義経済圏の対立構図は続くと考えられる。

 一方、日本の状況に目を転ずると、初値予想を大きく下回ったソフト・バンクの上場以来、株式市場は大きく軟調に変じ、安倍内閣になり始めて年初より年末の株価が下がるという異変が生じている。勿論世界の株式市場は米中の構図に振り回されて動くが、ソフトバンクの初値も直前に発生したソフトバンクのモバイル端末の通信不能の事態やファーウエー問題への対応の悪さも関連していいると思われる。

 本日の日経の一面に「消えゆく投資家」と題して、日本のシニア投資家の最近の動向について大きく記事が掲載されている。この記事自体の信憑性は判断できないが、最近の株式市場への資金の流れを見ると、外国人投資家が日本株を売却する以上に年金資金や日銀の保有額が増え続け株式市場は上昇してきたのも事実である。さて年末相場はどのようなものとなるか。また来年初以降株式市場に明るい兆しは見えるのであろうか。ゴールドコーストの夜明けも雲に覆われていたことを思い出す昨今の市場状況ではある。

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