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2018年12月14日 外部ブログ記事
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 「歴史悲話ヒストリア」天皇の先生になった男

 写真は我が家の玄関口に飾られたクススマスの飾りつけ。リースは家内のお手製。

 さて今日は直近のYV番組「歴史秘話ヒストリア」についてです。皆さんもご覧になったことが多い番組ではないでしょうか?私も毎回必ず見る番組としてDVDに録画しています。いつも番組は大河ドラマなどに登場する戦国武士の話(秘話)が多いのですが、今回のタイトルは「天皇の先生になった男」でした。

 在位30年の今上天皇の教育係として「象徴としての天皇のあり方」を共に模索した、天皇の先生となった小泉信三氏の物語です。玉音放送を空襲で家を焼かれ全身大火傷のため入院していた小泉信三・慶応大学学長、そして疎開で長野県の小学校で同じ放送を涙を流しながら聞いた今上天皇の物語です。

 当時の学者などを中心とする日本の有識者の中には大元帥でもあった天皇が敗戦の責任を取らなければ誰が戦争責任を取るのかという議論が当然のように強く、マッカーサー司令長官も大いに悩み、結局新憲法には天皇を「国の象徴」として残すことになります。しかし「象徴」とは何かについて必ずしも明示されているわけではありません。

 小泉は新しく発足した内閣から天皇の先生になってほしいとの依頼を受理し大いに悩みながら「学問のすすめ」を書いた慶応大学の創始者でもある福沢諭吉の天皇についての考え方をベースに次の天皇になるべき今上天皇に「象徴天皇とはどうあるべきか」について話します。小泉信三の二女が生き証人として信三がラ聞いた話を織り交ぜなが秘話ヒストリアが語られます。
 
 歴史の事実として天皇が戦争責任を取らなかったことは、海外から見ると今でも日本のありかたを疑問視する向きが多いことはやむを得ません。私も疑問を持たざるを得ません。しかし今上天皇と皇后さまのありようを見て、象徴天皇を否定する日本人は少なく、海外から見ても納得感があるのは小泉氏と今上天皇のご努力のたまものではなかったでしょうか。

 小泉信三氏は慶応の学生時代テニス部で活躍され、そのテニスを今上天皇の教育にも活用した秘話が語られます。次の天皇としてそれまで育てられた今上天皇は下に落ちたボールを取られなかったようです。小泉は拾われるまで黙って待ったそうです。皇后さまとの出会いも小泉氏が仲立ちをされ、小泉は皇后さまのご指導係もされたとのことです。

 平成の最後の年となった今年の漢字は「災」、昨年は「北」、一昨年は「金」でした。来年には新天皇と皇后が誕生されます。新しい時代にふさわしい「象徴天皇」像が期待されるでしょうが、その容はもはや大きくは変わることはあり得ません。人間天皇そのものを務められた今上天皇、皇后さまには、よきお爺ちゃん、お祖母ちゃんとしてこれからの人生を末永く過ごされることを望みたいと思います。

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