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吾喰楽家の食卓

吾喰楽流歌舞伎鑑賞法 

2018年11月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立演芸場の昼席は、午後一時に開演し、四時十五分頃に終演する。
国立劇場の歌舞伎は、それより一時間早い正午に始まり、国立演芸場と同じ頃に終わることが多い。
歌舞伎の公演時間は、落語よりも一時間ほど長いということだ。
演芸場へは、池袋で早い昼餉を済ませ、午前十一時頃に着くことが多く、大概は開場するまで伝統芸能情報館で遊んでいる。
だから、歌舞伎のときも、落語と同じような時間に家を出ても間に合う。

昨日、国立劇場で『名高大岡越前裁』(なもたかしおおおかさばき)を見た。
前日、チケットを見たら、午前十一時開演となっている。
チケットが届いたときは、開演が一時間早いことを知っていたが、失念していた。
事前に気が付き、事なきを得た。
公演時間が長いのかと思って調べたら、終演も一時間早いので、開演を早くした事情が他にあるのだろう。

いつものペースだと、開演に間に合わないので、支度を急いだ。
行きつけの寿司屋は開店前なので、サンドイッチを買って国立劇場へ向かった。
急いだ甲斐があり、開演の三十分前に着いた。
私の場合、開演前に粗筋を頭に入れておく方が、歌舞伎を理解できるので、プログラムを買い、時間の許す限り読んでおく。
先月の『平家女護島』と同様、分かりやすい筋書なので、理解しやすかった。

最初の幕間(まくあい)で、トイレのついでに、台本を買った。
二幕目が始まる前に、ト書を省き、科白だけ大急ぎで読んだ。
初めての経験だが、流し読みなのに効果はあるようで、役者の云う科白が次々に頭へ入ってきた。
余裕で見ていられるので、役者の演技を従来に増し、楽しむことができた。
事前に台本を読むのは、私が難聴者だから有効なのかも知れないが、昨日は、新しい歌舞伎の鑑賞方法を覚えた、記念すべき日だった。

公演特設サイト
https://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h30/kabuki_11.html

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写真
11月5日(月)の国立劇場



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