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日曜日はテレビっ子 

2018年11月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

早寝早起きの生活をしているから、日曜日早朝のテレビ番組「演芸図鑑」を見ることは、何ら問題はないはずである。
ところが、最近、日曜日に限って朝寝坊し、見損なっている。
昨日は、久し振りに見ることができた。
演芸はカンカラのコント、落語は桂文治の『めがね泥』だった。
進行役の柳亭市馬を含め、国立演芸場でお馴染みの出演者だったので、ほっこりした気分で楽しめた。

正午を挟み、所用で外出したから、「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」は見られなかった。
それに続く「日本の話芸」には、何とか間に合った。
今回の出演者は、これまた国立演芸場で何度も見ている林家正雀である。
師匠の八代目林家正蔵(彦六)譲りの『鰍沢』は、円熟した芸であった。
オチは通常と異なり、自ら設えた小さな大道具を使って、歌舞伎風に終わるという工夫は、好感が持てた。

夕方は、「NHK新人落語大賞」を見た。
予選を通過した、東西三人ずつの若手噺家が、熱演を見せてくれた。
百八人が参加した予選を通過した、若手(二ツ目・二ツ目と同等)六人のハイレベルな戦いだった。
桂三度と入船亭小辰の二人が同点で、東西の決戦投票になったのは想定内である。
問題は、0.5点差で次点になった、『お見立て』を口演した三遊亭わん丈だ。

複数の審査員が満点の10.0点を付けたのに、一人は8.5点だった。
せめて、9.0点だったら、三人による決戦投票になったのだ。
講評では絶賛した審査員が、最低点を付けたのは解せなかった。
とはいえ、江戸落語のベテラン噺家の評価であるから、間違いはないのだろう。
好みの問題であると、自分を納得させた。

   *****

写真
11月4日(日)の昼餉(十割蕎麦)と夕餉(浅羽鰈の煮付)



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