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2018年09月17日 外部ブログ記事
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 「敬老の日によせて」

 写真はロンドンの中心部より少し北側にあるリージェントパーク。夏場には野外劇場でシェークスピア劇をするなど人々の憩いの場となっています。この夏ロンドンを訪れた際、近くの飲茶で昼食をとリ、パーク内を散策しました。英国では今年初めメイ首相が「孤独担当大臣」を発表し、内外で騒がれました。私の関心事でもありましたので、英国人に聞いてみましたが、人々の関心が意外に薄いのに逆に驚かされました。只、増加する一人住まいの高齢者が社会と遮断され、社会問題になっていることは事実で、お天気の良い日には寂しく公園のベンチで日向ぼっこと居眠りをする姿は昔も今も変わりません。

 ところで今日は「敬老の日」です。敬老の日の設けられた経緯はいろいろあるようです。海外旅行中に共同通信社から毎年敬老の日に向けて地方紙を中心に「敬老の日に向けて」という記事を発信しており、今年は貴殿に寄稿いただけないかとの依頼がありました。さて軽い気持ちで引き受けましたが、不特定多数にメッセージとして記事を書くのはなかなか難しいものです。結局、「支援される側ではなく、支援する方に回り、少しでも社会のお役に立つことをしてみませんか」との趣旨で寄稿いたしました。既に信濃毎日新聞や福井新聞などの一部の新聞がとりあげています。本日にはある程度集中的に全国の地方新聞に掲載されると思います。

 私は今11月で後期高齢者、即ち75才になりますが自分自身では高齢者の意識はありません。勿論身体的には片目になってからいろいろな不自由さがあり、スポーツの楽しみも失いつつあります。特に生活面では動態視力がなく、視野が大きくかけていることから、交通事故などの二次災害が最大の課題です。それでも、日曜日にはジム通いで筋力トレーニングや水泳で体力維持に努め、肥満気味の他は特段検診でも指摘されておらず、健康です。健康を維持できている間は趣味の世界と少しでも社会に恩返しと思いNPO活動に尽力しています。

 敬老の日の前に政府は毎年直近の高齢者の比率を発表していますが、2018年9月15日時点で65才以上の全人対比率は28,1%、70才以上の人は20,7%と 過去最高となっています。このような超高齢社会の中で敬老される対象は何歳からが妥当なのでしょうか?勿論一般論として年長者にに対する尊崇の態度は当然としても、これまでの年齢と制度や習慣の関係は見直されるべきです。

 政府は「働き方改革」を推進し、今度は雇用慣行を見直すべきとして関係者と打ち合わせを開始する予定です。経団連会長は唐突に新卒学生の採用ルールについてルールそのものをなくすことが肝要と発言、関係者に動揺が出ているようです。私も同意見で、企業は新卒一括採用を見直すべき時だと思います。定年延長(65才から70才へ)の議論を見ても、制度との関係に縛り付け、個人や企業の自由度を無視しています。

 年金制度や介護保険などの社会保障制度は定年制度や働き方やと関係なく見直すべきだと思います。労働力不足から高齢者雇用のあり方についても議論の対象となっていますが、重要なのは同一労働、同一賃金の原則で、個人は有償、無償に関わらず生涯現役として社会で活躍する場を創造することが社会にとっても、個人にとても良い結果が生まれます。もっと自由に、もっと創造的に社会のあり方を構築する事が人生100年時代には求められています。日々是好日。

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