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カシアス

シングル目白 

2018年09月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

2011年の夏の終わりに書いた日記です・・・
今の思いと変わりません。

先週は、丸々一週間の夏休みを取り、
今日から出勤しているが、
会社は何の問題も無く、淡々と機能している。
自分がいなくても特段の問題は無いと認識するが、
いや、長期的には役に立っているはずだと、
自らを慰めている。

先々週の土曜日、(夏休みの初日)墓参りの後、
足を延ばし、多摩川の上流、
御岳の某料理旅館に一泊した。
多摩川を臨む急傾斜の敷地に建てられた
昭和初期の建物を、そのまま丁寧に維持しており、
部屋に入るとタイムスリップしたようだ。
眼下では、青い清流が、
大きな岩に音を立てて砕けて白い泡になり、
川向うに深緑の山影が幾重にも重なっている。

やや薄味の丁寧に作られた和食は、
我々の舌にはぴったりだし、
夏向けの食器や、飾りに添えられた一輪の花など、
目でも充分に楽しませてくれる。

一泊して朝食を大広間で食べた後、
庭に沿った長い廊下に出ると、
外に向けて何脚かの椅子が並べられているので、
その中ほどに座る。
履き出しの窓は一面のガラス張りで、
一部は開け放たされ、
庭の雑木林の中にいるような気分になる。

暫し庭を眺めていると、目白がやってきて、
木の枝から枝へと渡り歩く。
やがて目の前の地面に降り、
水溜りに口を突っついて水を飲むのだが、
最後に体ごと水溜りに入り、
羽を水面にぱちゃぱちゃと当てて、
気持ちよさそうに水浴びをする。
充分に水浴びをしてから、上の枝に移り、
羽を振るって水を切る。
あっちこっちの枝に移った後、
再度、地面に降りて水を飲み、
水浴びをして、上の枝に移り水切りを行う。
真夏の暑さには、水浴びが気持ちいいのだろう。

ところが、来るはずのもう一羽が来ない。
目白も百舌も大抵の小鳥は必ず2羽で行動しており、
小鳥の単独行動は見たことが無い。
1羽だけでは寂しかろうとも思うが、
そんな素振りはない。
考えてみると、鳥と言へども、
2羽同時に死ぬとは限らないから、
シングルの目白も充分にありえる。

病死にしろ事故死にしろ、最後は一羽になるわけで、
世の常として仕方が無いと、
将来に思いを馳せる朝だった。



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いえ

カシアスさん

一病息災・・・を期待しているのですが・・・

2018/09/16 20:16:59

カシアス家は

さん

お前百までわしゃ九十九まで   でしょう。

2018/09/16 18:14:04

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