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吾喰楽家の食卓

初物(栗ご飯)前篇 

2018年09月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

昨日、ご近所さんから、栗を頂いた。
取りに来れば、好きなだけあげるという。
早速、行ってみると、割れ目から栗が覗いた毬が、庭の木の下に落ちていた。
先日の台風で、一気に落ちたという。
足で毬を固定して、ステンレスのトングで栗を抜いていった。
幾ら、好きなだけといっても、余り欲張ってはいけない。
貸してくれた竹籠に、八分目ほど採って止めた。

食べ方を考えた。
茹でれば簡単だが、食べるのが面倒である。
栗ご飯だと、食べやすいが、皮を剥くのが大変だ。
渋皮煮も良いが、時間が掛かりすぎる。
それに、甘露煮だと、一粒か二粒を食べれば充分だ。
少し迷って、栗ご飯を作ることにした。
栗ご飯なら、食べきれない分は、冷凍保存すれば良い。

作り方は簡単だが、念のためレシピを検索したら、良い方法が見つかった。
丁寧に渋皮を剥いて水洗いをし、砂糖をまぶして三時間冷凍すると、色が良い上に、ほっくりと炊き上がるらしい。
二合の米で、栗は400gが適量とあったが、500g入れることにした。
ところが、皮を剥くのに、二時間も掛かってしまった。
冷凍する時間を考えると、夕餉には間に合わない。
レシピを読み直すと、三時間以上冷凍しても構わないらしい。
昨日は下準備だけにして、炊くのは翌日ということにした。

皮を剥いた栗に砂糖をまぶすと、直ぐに黄色くなり始めた。
今朝、冷凍庫から取り出してみると、更に良い色になっていた。
砂糖と栗が、化学反応したのだろうか。
また、冷凍することは、食感を変えるためかも知れない。
今日の昼餉に合わせて、栗ご飯を炊くことにした。
初物の栗ご飯を、今から楽しみにしている。
そうだ、炊き上がったら、栗のお礼に、半分、届けよう。

   *****

写真
9月7日(金)の昼餉(市販の助六・ハタハタ・小松菜の味噌汁)と夕餉(豚キムチ)



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瀬戸の夕日さんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

若い頃は、さほど意識していませんでしたが、年を重ねると共に、初物を好むようになりました。
でも、「初物七十五日」を信じて、長生きを期待している訳ではありません。
先日、初秋刀魚を食べたときから、次は栗だと思っていました。

今しがた、食べ終えましたが、美味しく食べました。

2018/09/08 12:40:13

さん

旬に旬のものを美味しく食べるのは理に叶っていると思います。
まさにクリは今が旬、人は昔から旬のものを食べて健康に生きてきました。
栗ご飯は毎年食べますが美味しいです。
栗はイノシシも好物のようで、里山では栗の木が有るとイノシシがやってきますね。

2018/09/08 09:19:36

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

富山では、嫁ぎ先から、お嫁さんの実家へ、鰤の塩引きを贈る習慣があります。
貰った方では、半身を返します。

半返し縫いをご存知とは。
ご存知かも知れませんが、半分ではなく、本返し縫いというのもあります。
更に強固になります。

栗をくださった方は、多分、栗ご飯など、面倒で作らないはずです。
冷凍保存するより、炊き立てを食べて頂こうと思いました。

2018/09/08 09:02:56

半返し

パトラッシュさん

この国に、古くから伝わる、美風です。
慶弔に伴い、広く援用されております。

和裁でもあります。
針を、一目の半分ずつ、後ろに戻しながら、縫って行く方法で、
縫い目が丈夫になります。

ご近所さんとの仲も、さらに強固になることでしょう。

2018/09/08 08:52:46

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