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吾喰楽家の食卓

ツイスト総踊り 

2018年09月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立演芸場で、九月上席の三日目を楽しんだ。
トリは、昔昔亭桃太郎である。
子供の頃、ラジオでお馴染みの名跡だが、それは先代のことだ。
現在、落語芸術協会において、桂米丸は別格として、当代の桃太郎は、新作落語の大御所と云って良いかも知れない。

桃太郎の弟子が交替で出演しているが、昨日は三人出演した。
他の噺家を含め、桃太郎を除く全ての噺家が、古典落語を口演した。
師匠が新作落語専門の噺家でも、弟子が踏襲するとは限らないのだ。
もっとも、新作を遣る噺家も、若い頃は古典落語を覚えるものらしいが。

桃太郎の演題は『裕次郎物語』で、石原裕次郎の歌を交え、思い出を語った。
師匠は、『男の友情背番号3』を歌う前に、「この歌を、知っている人は、居ますか」と、客に尋ねた。
直ぐに手を上げたら、他にもう一人居た。
客の総勢が百人足らずとはいえ、余りに少ないのに驚いた。

玄関やロビーに掲示されている、タイムスケジュールに、「落語(ツイスト総踊り)・昔昔亭桃太郎」とあったので、若手噺家が高座で踊ると思っていた。
ところが、色物を含む全出演者と裏方さんが登場し、桃太郎が歌うロックンロールに合わせ、踊り始めたのである。
遊雀とA太郎に至っては、高座から下り、最前列の女性客を誘い、ツイストやジルバで盛り上がった。
思いがけないサプライズに、大いに楽しめた上席になった。

『男の友情背番号3』
https://www.youtube.com/watch?v=8_A_HUPlsRk

   *****

写真
9月3日(月)の国立演芸場の演題と夕餉(有り合わせ)



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yinanさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

先代は、正確には「昔々亭桃太郎」です。
当代も、当初はその字を用いていましたが、今は「昔昔亭桃太郎」に替えています。

師匠は、私と同年代なので、噺の内容がよく理解できました。
懐かしさに浸った30分でした。
今回は、随分と喋りましたが、演題によっては、裕次郎に限らず、昭和歌謡を軒並み歌うこともあります。

2018/09/04 08:46:13

男の友情

yinanさん

吾喰楽さん、おはようございます!

”昔昔亭桃太郎”は、昔、耳にした懐かしい名前です。
演題が『裕次郎物語』とは良かったでしょうね。

Y-tubeの『男の友情背番号3』では、
裕次郎と長嶋さんの仲睦まじい写真がたくさんあり、
この様な、写真は初めて見ました。

歌も写真も楽しめました。ありがとうございます。

2018/09/04 08:12:12

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