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吾喰楽家の食卓

国立演芸場五月中席初日 

2018年05月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

収穫の多い公演だった。
歌笑、左龍、圓窓、圓太郎、市馬と、実力派の真打が揃った。
前座の市若、二ツ目の市楽も、その身分としては、平均レベル以上の技量と思う。
最近、新作落語は別として、聞いたことのある噺ばかりが多い。
ところが、今回は、夢の酒、半分垢、祇園祭の三席は、初めてである。
そして、歌笑は、初めて見る噺家だ。

初めて見る歌笑は、元祖“爆笑王”と呼ばれた先代の甥っ子である。
高座に上げた『禁酒番屋』は、お馴染みの古典落語であるが、マクラで珍しいものを聞かせてくれた。
先代の持ちネタ、『歌笑純情詩集』のことで、当代だけの芸らしい。
私がラジオで落語を聞き始めた頃、先代は既に亡くなっていた。
だから、先代のことは、本からの知識に過ぎない。
歌笑のマクラを始め、大満足の初日だった。

   *****

写真
5月11日(金)の国立演芸場玄関と演題



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