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ほっこり
南十字星の恋〜@
2018年05月01日
テーマ:小咄
南太平洋に浮かぶ島
ハルム島
大小20ほどの小島からなるソラム諸島
その中心の島である
遠浅の砂浜、幾筋もの川が海に流れこんでいる
中心部には山が連なり、海岸線までジャングルが広がっている
大きな入り江と言うよりは湾と言った方が正確であろう
内海で普段は波も穏やかな一帯
河口に沿って、そこに集落はある
さとうきび、バナナ、ヤシ、タロイモなど南国特有の植物を育て、男達の多くは手漕ぎ舟で漁を営んでいる
漁は2〜3人乗りの細長い小船で遠浅の海で漁をしている。遠く沖合いまでは行かない伝統の漁だ
自然の恵みをありがたく頂いて暮らしている
有体に言えば
空は透き通ってどこまでも青く
紺碧の海は水平線の彼方まで広がっている
今日も夕日の海を眺めながら
ヤシの葉陰に仲良く座る男女がいる
オルトとカレナのふたり
オルトは18歳
集落の長、つまり、むらおさの孫である
父親はむらおさの次男
オルトは男3人兄弟の一番上
彼は毎日、多くの男達に混じって漁に出ている
カレナは16歳
オルトとは幼なじみ、もっとも皆が顔見知りでもあり
同年代の男女は皆、幼なじみなのだが・・
彼女の父親も漁師である
もちろん、姉妹兄弟もいる
ふたりの仲は誰もが認めている
将来はいい夫婦になると誰もが思っている
そして、見守っている
オルトは両手で片方の膝を抱き、一方を砂浜に伸ばしている
カレナに今日の漁の話、海での出来事を熱く話す
マッシュルームのようなふさふさの髪をバンドで締めているが、時おり,
はにかんでみたり、恥ずかしそうにする
もちろん笑顔だ
顔は海の彼方、夕日を見つめながら話す
そして、時に優しい微笑でカレナに視線を向ける
長い髪に赤いハイビスカスを一輪さしてるカレナは
にこっつとしながら少し大きな瞳でオルトを見つめたまま、彼の話にうなずいている
幼い頃からずっと一緒だけど
彼も漁に出るようになって逞しくなってきたと思う
長身で細身な方だけど、全身に筋肉がついてきて
海の男の体になってきたオルトである
(続く)
坂本九〜見上げてごらん夜の星を
https://www.youtube.com/watch?v=UDjeVvYXqkY
※勿論、架空の島・人物です〜画像は借り物
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アダージョさんへ
ドラちゃんとはほぼ正反対の書き方かもしれませんね・・・
うまく書ければいいですが、果たしてどうでしょうか・・・
ストーリーはほぼ出来ていますが
さて、ラストはどうなることやら?
熟慮中です
2018/05/01 10:23:18
yinanさんへ
今回はコメディーではありません
小説という程のものではございませんが
なるべく会話を使わず、情景描写だけで
二人の恋物語を書けぬものかと思い立った次第です
ドラちゃんや他の小話と違ったタッチでうまく表現できればいいなぁ〜と思っています
2018/05/01 08:43:19
喜美さんへ
ご主人様にとっても喜美さんにとってもパラオの地は感慨深いものがあったでしょうね
このお話のイメージはまさしくパラオなどの南洋の島々です
3話完結の予定で書き始めました
うまく話がまとまるといいのですが・・・
暗中模索です
2018/05/01 08:11:24