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ほっこり
お地蔵様と子鬼達(夢中夢)
2018年04月02日
テーマ:小咄
その日、私はある田舎町へと列車に乗り、無人駅に降りた。
田舎町であるが、商店、造り酒屋などが並び、この田舎町の繁華街とわかる。一軒の民宿に宿を借りた。
玄関には三輪車、子供の靴が無造作に散らばっていた。
生活空間と接客の同居と言ったらいいのか。
とりあえず、荷物を預け、宿の亭主から聞いた夕焼け前の里山を散策した。
山の新緑に抱かれ、桜が春の訪れを優しく伝えてくれる。メジロが枝に遊び、野草が美の競演を演じている。
そう、春なのだ・・・
暖かな日差しが心地良い
茅葺の民家〜以前見た光景なのか、いや、違う、初めて見たのだが、懐かしさを感じた。
里山、そんな景色である。
しばらく歩くと祠に「お地蔵さん」が居た。
一節の竹に花が活けられ、お団子がお供えしてあった。
お団子には薄紙が底についている。
お地蔵さんは私の腰と膝の間位の高さ、草鞋を履いていて存在感というより、ありがたさを感じる。
地元の人の信心であろう。
更に山の手に歩いてみた。
鬼塚〜大きな岩、おそらく3m位な岩がかつてあったのであろう、大きな空間がある。がけ崩れ、土石流などで岩が流され残っている空間であろう。
その日は、食事までの時間、散歩をして民宿に戻った。
その夜、夢を見た。
地蔵さん「守ってあげるから安心しなさい」
小鬼達「危ないぞ、恐いぞ、びっくりするぞ!」
そして、朝方目が覚めた。
早朝、又、散歩した。
見晴らしがいいと聞いた丘に登った、途中、あのお地蔵様、鬼塚を通った。
確かに、いい光景だ。ご来迎が素晴らしい。
その後、宿へと下った山道・・・。
確か峠のあたりだった、肩にわずかな重みを感じた。
そして、一気に道を滑り落ちた。
登りにはなかった、道を一気に滑り落ちる。
こんな道なかったぞ!
しかし、あの鬼塚まで滑り落ちたのは確かであった。
気が付くと、小鬼達が踊っている、お地蔵さんも腰振って踊っている。
お地蔵さんが小鬼達にお団子あげて、最高潮である。
お祭りってこんなのかもしれない。
私には理解できない〜だって初めての体験。
しかし、楽しんでいる。
お地蔵さま「貴方の肩にのってお守りしました。私がいなければ、滑って命がなかったのですよ。小鬼達も貴方が好きと言っています。楽しみましょう。」
私も踊った、唄った。
あれ、そこで、目が覚めた。
夢の中の夢だったのか。
朝方、散歩で、又、ぶらりとしてみた
勿論、ご来迎目的である。
お地蔵様、居るな〜安心した。
あの、鬼塚の前に来た〜
小さな草鞋が散らばり、お団子の底にあった小さな薄紙が重ねられ石の重しがあった。
お地蔵様、そう言えば、小さな草鞋を履いていたが、
帰りに見ると裸足だ。
・・・・・・
おまけ
ギターでブルーグラス・バンジョーと同じ事をしています。驚異のギターです。メドレー曲
最後は聞き覚えある?
名曲/フォギー・マウンテン・ブレイクダウン〜♪
https://www.youtube.com/watch?v=loodvYUZdLg
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月あかりさんへ
お地蔵様、大好きなのです
心が落ち着いて微笑がこぼれます
金剛力士像のようにいかめしくないし・・・
月あかりさんは観音菩薩様のようなお方でしょうね
そう信じています(笑)
2018/04/03 15:07:11
VIP
人間一人――――選ばれた人=VIP
一夜歌って踊って...わっはっは!と
お地蔵さんに遊んでもらったお礼に
お団子をお供えしないといけませんね
2018/04/03 14:43:40