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生活と文化　

2018年03月30日
テーマ：テーマ無し

　社会的所属について

　写真は仁和寺。

　後二日で、4月1日。日本では「新年度」として新しいスタートが始まります。三月末は卒業、四月には進学、企業の会計年度も全ての会社ではありませんが、新しくなる会社も多いと思います。定年退職の場合は、個人の誕生日が期限になっている会社も多いかと思います。とは言え、「社会的所属」の始まり、終わりがこの時期になっているケースは日本固有の制度かも知れません。日本の桜と春は、新入生、新入社員の季語のようなものでしょうか。欧米ではこのような季節感はありません。

　さて、同時に「社会的所属」を失う人も生まれます。学校を卒業して就職できなかった人、定年退職をしてその後の身の振り方に戸惑っている方などです。人間は社会的動物ですので、通常自己紹介の際には、「どこどこ大学の誰誰です」、「私はＡ社のＢです」と紹介するのが収まりがいいのです。社会的所属を失うと、人前に出ずらくなります。プラチナギルドの会では退職をされ、ＮＰＯ以外に社会的所属の無い方には、積極的に名刺を作成してもらい、喜んでいただいています。

　さて、この「社会的所属」を失うことは「社会的孤立・孤独」に通じ、個人の活力の源泉を失う最大の原因になります。勿論、自分自身の人生（生き方）を明確に自覚し、個人として自立しすることが全てだと思います。その場合は「確立された個人」として「社会的所属」を持っているものと考えられます。しかしながら生活維持のためにはこれまで蓄えた資金、年金、等と同時に、最低限の今後の「人生100年時代」をある程度不安なく支える収入が必要な方も多いと思います。

　この季節はいずれにしても新しいチャレンジが始まる時です。是非、社会的に孤立・孤独することなく、自分らしい生き方を見つけ、又未だ自分の未来図が描けていない方は今が当に真剣に考え・悩み・創造する時なのです。もし、気づきを得られていないも含めて、真剣に検討したいと思われる方の居場所を提供するのがプラチナ・ギルドの会の役割でもあります。勇気をもってＨＰを検索し、私たちと一緒に行動しませんか。日々是好日。

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