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吾喰楽家の食卓
四代にわたる芸の継承
2018年03月06日
テーマ:古典芸能
昨日、国立劇場で『梅雨小袖昔八丈(髪結新三)』を見た。
新三は、五代目尾上菊五郎が初演し、代々受け継がれてきた役である。
今回、父である菊五郎(七代目)の監修で、尾上菊之助が初役を勤めた。
だから、五代目から始まり、四代にわたり、新三が継承されたことになる。
また、菊之助の長男である寺嶋和史(かずふみ)は、一昨年、初お目見得して以来の舞台で、台詞のある役としては初出演だ。
今回の公演は、尾上菊五郎家だけでなく、吾喰楽にとっても特別の思いがある。
三年前の三月、初めて見た歌舞伎が、『梅雨小袖昔八丈』だからだ。
同じ国立劇場でだが、もっとも、私は此処でしか歌舞伎を観たことがない。
その時の新三の役は、三代目中村橋之助(現芝翫)が演じた。
橋之助と菊之助の新三が、どのように違うかを比べるのも楽しみだった。
この三年間に、菊之助を国立劇場で何度も見て来た。
女形と立役の両方をこなすが、今回のような悪党の役を見るのは初めてである。
正直に云うと、序幕では、見慣れぬ悪党の役に違和感を覚えた。
ところが、それは最初だけで、いつの間にか、菊之助が演じる新三に引き込まれていった。
良し悪しの問題ではないが、橋之助にはない、菊之助のひょうきんさに惹かれた。
大詰で新三は切られるのだが、昔から、切られる前に芝居を終えるのがお約束らしい。
今回も、二人は切り合いを止めのだが、その後が、三年前と違っていた。
二人は、後ろを向き、素早く身なりを整えた。
振り返った菊之助は、相手役の市川團蔵と共に正座して、短い挨拶の後、上手側、下手側、中央の順に向きを変えて頭を下げた。
その所作の、粋なことと云ったらない。
右隣のご婦人二人は、高揚した面持ちで、いつまでも拍手をしていた。
そして、「菊之助、良かったわね〜」と、声を掛け合っていた。
菊之助は、期待以上に悪党の新三を演じた。
一皮剥けたと、云って良いのだろう。
八代目菊五郎への道を、着々と歩んでいる。
*****
写真
3月5日(月)の昼餉と国立劇場の玄関
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パトラッシュさんへ
こんにちは。
家主長兵衛ですね。
新三が小悪党なら、長兵衛は大悪党です。
今回、片岡亀蔵が演じましたが、中々、良かったですよ。
三年前は、今回、弥太五郎源七を演じた團蔵が、円熟した長兵衛を見せてくれました。
いつか、同じ黙阿弥作品の魚屋宗五郎を、菊之助で見てみたいです。
2018/03/06 10:40:32
シシーマニアさんへ
こんにちは。
菊之助は、2月に歌舞伎座で共演した海老蔵とは、随分と性格が異なるのは、想像できます。
正に、帝王学ですね。
そして、和史君も立派に台詞をこなしました。
二度ほど、たどたどしく、見得も。
観客からは、たくさんの拍手です。
2018/03/06 10:20:11
音羽屋ぁ
「鰹は半分、もらっとくよ」
何時見ても、胸のすく場面です。
悪党にも、上には上が居るものでして……
私は、初めて歌舞伎を見る人には、河竹黙阿弥作品をお勧めしています。
今度は、それに加え、言いたいですね。
「お、菊之助が出てらぁ、これならもう、間違ぇねーな」と。
2018/03/06 08:59:57
菊之助
一皮むけた印象でしたか。
本来が真面目な人らしいから、一皮むけると変化も素晴らしいのでしょうね。
しかもお父さんの監修では、菊五郎への帝王学のようなものですものね。
これからますます楽しみですね。
観たいけれど、3月はむりだなぁ。
2018/03/06 08:46:54