愛しき友へ(積年の暮夜気と刹那の歓喜を共に)

続き。鉄道の駅に戻れない。 

2017年12月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

運河と言うのか、ただの用水路?小川なのか知らないが、来たときに通った水路とは別物で、多分かなりの南側だと思う。
人以外にも、バイクが通る。自転車も通る。
この度に、私は片方の足を歩道の外の支柱や水道缶に軸足を移して、バイクを通らせた。

漸くのことで、幹線道路に出た。そこで、エアポートラインの駅へは、どちらへ行くのが近いかと、ネクタイを着けた年寄りのような男に聞いた。私が降りたsoiwat何とかの駅が近いような話し。しかし、タイ語でしきりになにか言う。
意味がわからない。要するに駅へ行ければいいのだ。
道路が広くて車が途切れない。無理に横断するよりもと、はるか前方に見える信号で渡ることに。
その信号が青になって渡ろうとすると、直進車が減速なしで突っ込んで来た。
「ウソだろう!」
私は叫びながら走った(痛くて走れないのに走った)
間一髪で渡り終えた。
車も止まったが、走らなければ跳ねられていた。

その交差点の道は、往路で通った道だと分かった。運河本流の手前に大寺院がある。
確かに寺があった。そこで持参の茶を飲み、ビスケットを二枚食べた。
さて、もう人頑張りだ。

同じ道と思ったのは間違いだった。
橋が全く違う。往路の橋は水門が有ったが、これにはない!
どうやら一本南側のようだ。
Google地図でさらに確かめた。真っ直ぐ行くと駅へ最短だ。

もう少しの辛抱。途中に庶民の市場。立ち寄って豚肉とパック野菜を買った。
肉売りおばさんは、絶対にまけなかった。
媚を売って損した。野菜のほうは、25バーツと言っていたが、20バーツを渡すと、それでもOKだった。
男のほうが、気前がいいのかな?
さて、
駅はまだまだ遠い。地図には載っていないが、再び小運河の脇道を目指した(それが近道)
進んでいる道が途切れる。それは承知の上で、小運河を目指した。
「ゴールデンタウン」と、随所に看板が出ていた。
それの意味を私はまだ、理解していなかった。
最初に出くわした高級住宅地、その住宅地は、更に厳格だった。
そこへ行ってしまったのだ。
その住宅地を抜けると、小運河へたどり着けると言うのに、頑丈なゲートに遮られ、守衛に守られていた。
絶対に中を通らせてくれなかった。
地図を見せると、もと来た道へ戻れと言う。
Google地図でも同じだった。そして、その距離は 42km!
「死ぬ!」と思わず叫んだ。
中を通してくれれば助かるのに!
それでもダメだった。
中の住民だろう。車が来ると、軍隊式に靴をカチンと鳴らして敬礼をする。
ふと、考えた。
ここまで来る途中に、小さな脇道(獣道)があった。ひょっとすると?
一縷の望みを持ってゴールデンタウンの立派な道を戻ってみた。
すると、タウンの外れに有るではないか。
バイク一台がやっと通れる程の道。
少年?のバイクを止めて聞くと、考え込んだあと、駅へ行けると、、

ゴールデンタウンの外周だった。
そして、遂に目指していた小運河に出たのだ。
ここでグーグル地図のナビを見ると、、
反対を示していた。
引き返せと、、そんなバカな、、
コンパスを出して方位を調べて、グーグルナビに逆らって歩いた。
グーグルナビに従っていたら、本当に行き倒れたかも、、
最後で、私の本能的なカンが当たったのだ。

宿に帰り付いたのは、19時だった。



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