多摩の生活とサイクリング

自転車で丘登り(ヒルクライム) 

2017年06月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:サイクリング

自転車(ロードバイク)に乗り始めると、初めはサイクリングロードなどを軽快に走ることがとても楽しいのですが、その内だんだん飽きてきて、坂道も走りたくなります。

若い場合はソレイケどんどんで次々とこなしていくのですが、年寄りにはやっぱり坂道はキツク、なけなしの体力を効率よく使おうとする手段を考えます。

体力のない分手を入れるのは自転車本体です。重量を軽くするためカーボン素材の車体は当然ですが、特に回転するものの軽量化が効果的です。その代表格がホイール、タイヤ、チューブですが、軽量化につぎ込む費用は自転車本体と同じ程度ならまだしも、それ以上も珍しくありません。例えば500gの減量に5万円以上かかる、などは序の口です。

そんな「苦労」をしても、最初は近場の坂道から始めます。坂道の勾配は%で表し、例えば100mで10m上がれば10%勾配の坂ということになります。東京郊外では狭山丘陵(標高約130m)と多摩丘陵(標高約170m)の丘があり、それに上がる道が4〜8%程度の勾配で練習コースとなっています。

若者の一般的な坂登り(ヒルクライム)では、10%以上の勾配が数km続く道をタイムトライアルで競う、というものですが、これは決してスポーツ競技的なものではなく、趣味的なレベルの世界のハナシです。

もうじき70になろうとする身には別世界のことですが、4~5%程度の勾配なら長くてもOK、7~8%なら1kmぐらい、10%を越えると100mでダウン、というのが現状です。

最近一躍有名になった「高尾山」の南側に、津久井湖という神奈川県の水がめがあります。その少し北に標高327mの城山湖という貯水池があり(揚水発電の上湖)、そこへ向かう林道がヒルクライムの入門コースと言われていますが、梅雨の中休みを狙って挑戦してきました。

林道の起点は標高167m、距離は3.1km、平均勾配5.7%で最大勾配は14%です。当然スイスイとは行かず、ヒイコラいいながらも何とか足を着かずに登り切りましたが、上がった先の展望と帰りのダウンヒルは快適そのものです。

しかし、このような林道を駆け下りる時、もし車体に整備不良箇所があったらそれこそ命とりになります。従って自分の自転車整備力の自信も問われることになり、これは走るだけではない総合的な趣味でもあると思います。



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