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吾喰楽家の食卓
手拭と扇子
2017年04月06日
テーマ:古典芸能
噺家の道具と云えば、手拭と扇子である。
符丁で、手拭は“まんだら”、扇子は“かぜ”という。
この二つさえあれば、何にでも使える便利な小道具だ。
過日、鳳楽師が銀座風流寄席で、手拭いを持たずに、高座へ上がったことがある。
財布を取り出す場面で、何度も懐に手を入れて探したが、結局、無かった。
先月の国立劇場定席で、どなたか覚えていないが、手拭を持たない師匠がいた。
一度、懐に手を入れただけなので、気が付かなかった客も、多かったかも知れない。
噺の途中で、一度も手拭を使わなかったから、忘れたのは間違いない。
扇子は、手拭以上に用途が多い。
思い付くままに書くと、箸、天秤棒、竿、傘、キセル、筆、盃、お銚子、刀、槍など、大概の物に使える。
また、戸を叩く場面で、扇子の要部分で床を叩き、音を出したりもする。
用途が多いだけに、扇子を忘れて高座へ上がると、大変なことになるはずだ。
もっとも、扇子を忘れた噺家さんに、遭遇したことはない。
江戸落語と上方落語では、扇子の形が異なる。
上方落語と比べ、江戸落語の扇子は小振りだ。
そして、山谷に折った扇面の幅が狭く、両外側の親骨ですっぽり隠れる。
先日、馬桜師の公式HPで、370,000番の切り番を踏み、噺家の商売道具である手拭と扇子を頂いた。
手拭の柄は、菊五郎格子と中村屋格子をヒントに、ご自身でデザインなさったそうだ。
扇子は、扇面は無地だが、左端に千社札の柄が入っている。
何れも、江戸風情を感じる、小粋な物だ。
切り番を踏み記念品を頂いたことは、幸運なことで嬉しい。
でも、これらの物を、大事にしまっておくのは勿体ない。
使ってこそ価値があると思うので、夏の寄席通いは、扇子を携帯しようかと考えている。
勿論、用途は風を送るためである。
*****
写真
4月5日(水)の夕餉・手拭と扇子
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みのりさんへ
こんにちは。
二ツ目の噺家が真打に昇進すると、手拭、扇子、挨拶状を持って、先輩師匠や贔屓へ挨拶回りします。
また、襲名披露公演では、手拭を客席に撒きます。
同じ噺を何度聴いても、飽きません。
2017/04/06 12:00:41
goofpapaさんへ
こんにちは。
「切番を踏む」は、落語の用語ではありません。
分かり易いブログを心がけていますが、適切な言葉ではなかったかも知れません。
大概のホームページには、来訪者の人数が、通し番号で付いています。
その番号の切りが良い数字を、「切番」と云います。
今回、馬桜師匠の管理する掲示板に、「370,000番目に来訪した方は、お知らせください。記念品を差し上げます」と、載りました。
運が良いことに、その番号に当たったのです。
2017/04/06 11:53:39