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生活と文化　

2017年03月31日
テーマ：テーマ無し

　「イエスさまが笑った」藤尾正人著　白鷺えくれ舎発行


　写真は大崎駅周辺で撮影

　先般PGの会員、Mさんの義父・藤尾正人さんが昨年春発行された著書「イエスさまが笑った」を寄贈頂きました。Mさんご夫婦はクリスチャンで、家内が主催する家庭集会に態々千葉からお見え頂いていました。藤尾さまも白鷺えくれ舎の伝道者で大正14年（1925)生まれで現在92歳。

　サブタイトルには「90歳までの10年のブログ90撰」とあります。これまでにも、折々に「神様の指紋みー付けた」、「ありがてえやイエスさま」と題してブログをまとめ発行されています。今回はそのうち90撰を載せておられます。私も毎日ブログを自分の日誌代わりに付けていますが、藤尾さまはご高齢の上、ブログはクリスチャンとして伝道の目的でまとめられています。

　このブログの素晴らしさは、それぞれの編は何らかの関係でキリストが触れられてはいますが、布教活動を感じさせないことです。毎日の生活の中で気の付くこと、生活そのものの中に意味を見つけ書き留められていることです。お父様もクリスチャンであったとのことですが、同時に阪神タイガースのファンで、トラキチだったようです。「阪神が勝つと必ず孫におこづかいをわたし、そのせいで孫たちは全員阪神ファンである」との一文などはほほえましいい限りです。

　また、「世阿弥と聖書」の一文では、世阿弥の「花伝書」から「我見」、「離見」、「離見の見」を聖書の読み方に変えると、「我読」、「教読」、「被読」であると比較されるなど、独自の視点で物事を考えられる囚われない姿勢には新鮮ささえ感じます。宗教をそれほど感じさせないで最後まで読ませるのは素晴らしいですね。日々是好日。

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