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2017年03月24日 外部ブログ記事
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 勝負の世界
 
ワールド・ベースボール・クラシック@ロスアンジェルス(ドジャーズ球場)はプエルトリコを8-0で破った米国が完勝しました。大相撲春場所@大阪では新横綱の稀勢の里が初日から12連勝でモンゴル勢を押さえ快進撃で久々の日本人力士の活躍に気をよくしている方も多いのではないでしょうか。また、昨日の衆・参国会では籠池証人の爆弾発言(100万円の寄付金)で安倍昭恵首相夫人を国会に招聘すべきとの野党側の要請がどうなるかが問われます。勝負の世界ではありませんが、真実を極めるための戦いは続きそうです。

 本日の話題は囲碁の世界です。写真にアップしましたように百田尚樹「幻庵」(げんなん)上下(900ページ弱)並びに囲碁棋士井山裕太「勝ちきる頭脳」を最近読みました。昨日が最終日のワールド碁チャンピオンシップの結果は、朴廷桓九段(韓国)の優勝となりました。準優勝:芈?廷九段(中国)、3位:DeepZenGo、4位:井山裕太九段となりました。結局、井山棋士は三連敗と結果を残せず、昨日はDeepZenGoにも負けてしまいました。

 そもそもブログで紹介しましたように、「ワールド碁チャンピオンシップ」は昨年井山プロが7冠を獲得したことを記念して、井山プロが所属する関西棋院で開催することになったものです。ここに紹介した井山棋士の新刊書はこのあたりの事情を踏まえて本年2月に発行されたものです。日本棋院がドコモの協賛を得て成立したので、Gaccoでは囲碁についての特別講義まで組み注目してきました。多くの日本の囲碁ファンの中で世界戦での井山棋士の活躍に期待がかかっていました。

 また、もう一つの注目点は日本の囲碁ソフトZenにAIを搭載した、DeepZenGoソフトがどの程度のものであるかについてでした。すでにアルファー碁(グーグルが開発したソフト)は昨年末・本年初に突如インターネット囲碁対局にMasterという名前で登場し世界のプロ棋士相手に60連勝したことを以前に書きました。

 「幻庵」によれば江戸幕府の庇護政策(お城碁と家元制度)により、日本の囲碁のレベルは世界を圧倒し、日本の棋士が中国や韓国に指導に出かけたとあります。1993年までは世界戦で日本は中・韓の後塵を拝したことは一度もありません。   逆に、2006年からは日本勢の活躍はみられず、2013年に井山棋士が優勝したのが例外的にみられるだけです。これは近年において中・韓が国策として、若手棋士を育て囲碁の裾野を画期的に広げたことによります。

 今回のワールド碁チャンピオンでは残念ながら世界のレベルの高さを改めて知ることになりました。今般のNHK杯でも初優勝した井山プロにして、良い結果を残せなかった訳ですが最近の日本の若手棋士の活躍を見るにつけ必ずいつの日にか稀勢の里のように日本の棋士がトップの座に就く日を見たいものです。日々是好日。

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