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2017年03月04日 外部ブログ記事
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 文化財を活用した観光拠点の形成


 Gaccoの新講座「文化財を活用した観光拠点の形成」全編を受講しました。日本訪日客は2016年には24百万人(前年には20百万人弱)を超え、政府は今後の訪日客目標として、2020年、40百万人(観光収入8兆円、地方への訪問、7百万人)、2030年には60百万人(同、15兆円、13百万人)としています。勿論この目標を達成するためにはインフラ整備等の大きな課題を克服する必要がありますが、観光業は日本の重要な産業として育ててゆくことが大切です。

 観光庁、文化庁はその他の関連官庁とともに、文化財を活用した観光拠点づくり、地方創生を推進しています。この講座はその手法について解説します。講座で1-1、全体像、必要な視点と体制づくりのポイント 前編では文化財を活用したまちづくり、後編では実践実例について説明します。1-2、では東京大学の西村幸夫先生による基調講演「文化財を核とした観光まちづくり」で、政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」28/3/30策定の説明がなされます。文化財は「保護」が原則ですが、修理の加速と磨き上げ、周辺環境整備によるまちづくりも大切です。すでに「日本遺産」として37件が指定され、今後全国で、200ケ所の開発が予定されています。

 1-3、では地域の魅力を一体的に捉える「物語」戦略とすること。例えば、新潟県三条市を中心にした「なんだ これは!」日本遺産、信濃川流域の「火焔型土器」と生活文化について。織物のデザイン、ヘギそばにまでへの影響をストーリーとして売り出す差別化手法。また、1981年から倉本聰の「北の国から」の訴求力で富良野には現在250万人の観光客を迎えています。出雲たたら風土記では古代から1000年にわたる鉄づくりと地域づくりの物語、起承転結のある分かりやすいプリゼンテーションは素晴らしいい物語です。

 後編の2-1、白川村の交通対策では文化財の保存と活用の均衡点が語られています。白川村には1660名の村民が生活しています。荻町合掌づくり集落が世界遺産として登録されるや観光客は倍増し(年間1,7百万人)観光バスが生活者に悪影響を及ぼしました。2-2、では宿場町における環境客との交流が語られています。木曽、中山道にある妻籠宿にはヨーロッパ、アメリカを中心とする観光客が平成27年には42千人、28年には51千人訪問したそうです。Lonely Planetの威力はすごいものですね!

 そのほか、私の知らなかった日本各地のストーリー性に満ち溢れた地方再生実例について勉強になる講座でした。文化庁の予算などもありさらなる「日本遺産」の開発が進むことは素晴らしいことです。美しい日本の田舎、伝統と文化溢れる日本の地域は観光資源です。こうして学んだことを自分なりに整理して書き留めることでこれからの活動に少しでも役立てればと考えています。日々是好日。

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