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吾喰楽家の食卓

下席の場内風景 

2017年02月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

久し振りの国立演芸場である。
昨日は二月上席の千穐楽で、トリは三遊亭小遊三。
大入満員の看板は出ていなかったが、一階ロビーは混み合っていた。
開場三十分前なのに不思議に思ったが、原因は直ぐに判った。
チケット売場の前に、団体客の受付があり、弁当を配っていたのだ。
それを待つ人が、行列していた。
奥へ入り、空いている椅子を探し、デパ地下で買った弁当を食べた。

定刻より少し早く開場になったが、二階のロビーも混んでいた。
車椅子の若い女性が三人いた。
足が不自由で車椅子に乗った人や、目が不自由な人なら、時々、見かけるので珍しくはない。
今回は少し様子が違っていたが、直ぐに事情は判った。
ラグビーのプロテクターに似たものを頭につけた、若い男性もいたからだ。
落語の笑いは、精神衛生に良いと思う。
演芸場のスタッフが、色々、気配りしているのを見て、嬉しくなった。

開演三十分前に着席した。
と云うことは、前座の噺が始まる十五分前になる。
前から三列目くらいまで、ガラガラである。
車椅子の人たちは、前列の下手側端に介添えの人と一緒にいた。
四五列目から後ろは、かなり埋まっていた。
団体の人たちなのだろう。
通常、団体予約は、五列目から十列目辺りが割り当てられる。

今回、私は最前列のチケットを取れなかった。
二列目十四番である。
中央ブロックは、八番から十五番までだが、最前列に客が一人もいない。
前座の噺が始まった時点で、八番だけ埋まった。
噺が一つ終わるたびに、席は一つ埋まるといった感じだったが、十四番と十五番は、最後まで空いていた。
小遊三だけ聴きにきた、若い女性が最前列にいた。
勿体ないと、云うしかない。

   *****

写真
2月10日(金)の昼餉(ひれ・コロ重)と上席の演題



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パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

評論家などは、最後列に座ることが多いようです。
字を書くからでしょうか。
極力、他の客の邪魔をしない配慮でしょう。
先日、国立劇場の三階最後列に、それと思しき人がいました。
字を書いていない時は、寝ていました。

今回、本文に書きませんでしたが、最前列12番と13番の方は、中入り後、寝ていました。
小遊三師匠だけが、目当てだったのかも知れません。

出演者に対して、実に失礼ですね。

2017/02/11 09:31:59

村雨さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

意味は同じです。

国立劇場や国立演芸場では、千穐楽の字を看板に使っています。
その昔、火を嫌う芝居小屋では、火を使う秋ではなく、目出度い亀を使う穐の字を好んだようです。

今の時代、易しい字の秋を使うべきとも思います。
でも、私は文章を書くのに、オリジナル(今回は演芸場の看板)に従うことを原則にしています。

ちなみに、話し言葉としては、楽日も使います。

2017/02/11 09:22:12

ファンの節度

パトラッシュさん

相撲見物に行き、横綱の取り組みだけ、見て帰る。
そんなようなものですね。
とても、真のファンとは、言い難い。
彼女こそ、最後列に座るべきです。

最前列が空席だらけでは、
演者だって、張り合いがないでしょう。
チケットを無駄にするくらいなら、誰かに進呈すればよいのにね……

2017/02/11 09:08:06

お尋ね

さん

不調者でお笑いください。
千秋楽と千穐楽とどう違うのですか。

2017/02/11 09:07:03

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