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赤羽マンガの「LOVE&PEACE」 

2017年01月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

ぼくは、名古屋の大学を半年で中退した。その後、東京に引っ越して、しばらく喫茶店とかバーテンダーのアルバイトで2,3年食いつないでいた。「そろそろ就職でもしてみようかな?」と、思い印刷会社に面接して、デザイナーとして入った。デザイナーといえば聞こえはいいけど、小さな印刷会社で、印刷物の刷る直前のレイアウトなどを行う版下作業が主だった。会社から近かったので赤羽に住んだ。今では赤羽は開けた街になっているが、当時は駅前とその近場が飲食店やビルが集中している静かで落ち着いた街だった。その赤羽が、まるで奇人変人がうごめいているかのような場所として、超面白いマンガになっているのには本当に驚いた。それは「東京都北区赤羽」という清野とおるのマンガで、これがすべて現実に本人のまわりであった事とは思えないほどのドラマ性と意外性に満ちている。この作者が、本人の普通の日々を描いたものとして「LOVE&PEACE」というマンガを描いている。そのマンガによるとヒット作の赤羽のマンガは、隔週の漫画アクションに連載していて、原稿料の大半は取材費と人件費(ペン入れのアシスタントに)に消えてしまい、『毎日が一杯一杯で人生が楽しくない』という。頭と心をヤラれ病院のお世話になったこともあるとのこと。やはり、人を楽しませることに集中しすぎると、自分が楽しく生きることへの時間配分ができなくなってしまうのだろう。とはいえ、この「LOVE&PEACE」というマンガも、「東京都北区赤羽」と同様に面白かった。赤羽の漫画で、連載をこれ以上増やすことは無理な状態で引き受け、作者は「漫画はモノクロで、背景も手抜き気味でいきます」と、予防線を自らマンガの中で告白していた。なんでこう、清野とおるの漫画は面白いのか。色々あるのだろうけど、まずは、漫画の中での作者の顔の変化が面白い。コマを追って、作者の怒ったりとぼけたり、あせったり、笑ったりしている顔が、それぞれ味わいがある。それに作者特有のこだわりが面白い。「ハエ」というマンガでは清野とおるのいきなり突拍子もない問いかけから始まる。”皆さんハエって知ってます?「ハエ」って実は超おもしろいんですよ”室内でハエを見かけたらどこかに止まるのを待って止まったら、そのハエの背に対して平行の位置から強めに息を吹きかけるという。なんのためにこんなことをしているのか?作者はそのハエを相手に最後は爆笑しているとのこと。このどこか物悲しいストーリーが気になった方はぜひ続きを漫画で読んでみてください。あと、暗示や錯覚などのテクニックでスプーン曲げなどのパフォーマンスを見せる『メンタリスト』のショーで有名になったDaigoの若き頃の事もマンガにしている。映画監督のイベントでゲストに呼ばれ、そこでDaigoと出会った。これは彼のキャラクターを知るうえでも、なかなか貴重なマンガレポートになっている。  

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