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吾喰楽家の食卓

湯島の白梅と居酒屋 

2017年01月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

東武東上線が人身事故で運転を見合わせ、遠回りしたから、御徒町に一時間遅れて到着した。
当初は上野で美術館に寄るつもりだったが、時間が足りなくなった。
急遽、予定を変更し、湯島天神へ行くことにした。
先月に続き、二度目だが、梅が咲いているのではという期待があった。
湯島といえば、白梅である。
幸い、チラホラではあるが、咲いていた。
早咲きの品種なのか、日当たりの差なのか、よく分からないが、咲いていたのは数本だけだ。
身近に受験生は居ないが、梅だけ見物して帰るのでは、申し訳ない。
参拝してから、花の写真を撮った。
さほど広くない境内に、露店がたくさん並んでいた。
合格ダルマ、合格大福餅、合格梅干などはともかく、合格甘酒は不思議に思った。
甘酒と同じ店でビールも売っていたが、流石に合格ビールではなかった。
義姉は甘党なので、土産に合格大福餅を買った。
後で分かったことだが、湯島の和菓子屋ではなく、名古屋のものだったのには、がっかりした。

かなり寒いので、『初演の会』には少し早かったが、会場の近くで時間調整することにした。
すると、会場の落語協会の前に、十人ほどの客と思しき男女が立っていた。
開場まで三十分以上あるはずなのに、変だと思ったが行ってみた。
程なく、事務所からキャリーケースを引いた男性が出て来た。
事情は分かった。
『黒門亭』のトリを務めた、今松師匠を待っていたのだ。
皆で、師匠と何処かへ飲みに行くに違いない。
落語協会の前に、誰も居なくなった。
開場まで三十分、開演まで五十分ある。
近くの居酒屋へ行ったら、「土曜日は四時半から」と、張り紙に書いてあった。
ところが、灯りは点いているが、暖簾は出ていない。
時間は過ぎているので、暖簾の出し忘れかも知れないと思い、店に入った。
ところが、開店時間を、平日と同じ五時に変えていたのだ。
幸い、「開店前ですが、どうぞ」と、追い出されずに済んだ。

ここは、前から気になっていた居酒屋で、宮崎地鶏と本格焼酎の店である。
早飲みセットを頼んだ。
生ビール(グラス)、鶏皮ポン酢、お任せ焼酎、チキン南蛮で、通常価格の四割引とは安い。
少しではあるが、野口さん一枚で、お釣りが来る。
安いだけではない。
ビールは、プレミアムビール。
鶏皮ポン酢は、お通しの量ではなく、普通にある。
焼酎は、宮崎では一番人気の『霧島』。
チキン南蛮は、店で一番人気だけのことはあり、絶品だ。
テンポよく出て来るので、テンポよく飲み、かつ食べた。
日頃、食べている鶏カラとは別物で、カリカリではないが、べたついてもいない。
タルタルソースが付いていて、これが実に甘い。
まさに、九州の味で、焼酎とよく合う。
ちょうど三十分で店を出たが、気分が良かったので、僅かだが、お釣りは貰わなかった。

   *****

写真
1月14日(土)、湯島天神の白梅とチキン南蛮



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