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吾喰楽家の食卓

人間国宝と歌丸さん 

2016年08月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

朗報である。
腸閉塞で7月19日から入院していた、桂歌丸が5日に退院した。
入院中の7月26日には、新橋演舞場で“芸歴65周年の記念落語会”に出演したという。
これで、復帰の目標にしていた、国立演芸場8月中席に出演できる。
ほっとした。
実は、中席初日のチケットを持っているのだ。

笑点の仲間である三遊亭圓楽(6)は、歌丸を人間国宝にしようと、署名運動をしているらしい。
人間国宝とは、『重要無形文化財保持者』を指している。
芸能と工芸技術に分かれており、それぞれに十ほどの分野がある。
現在、歌舞伎界に、存命中の人間国宝は十人近く居る。
演芸界は、落語の柳家小三治(10)と講談の一龍齋貞水の二人だけだ。
故人では、柳家小さん(5)と桂米朝(3)が、認定されている。

人間国宝の認定は国の予算が必要だから、簡単に人数を増やすわけには行かない。
現状は小三治が亡くならないと、落語家から次の人間国宝は出ない。
だから、歌丸は小三治よりも長生きしないと、人間国宝に認定されるチャンスはないと云える。
落語好きの政治家を文部科学大臣にして、分野ごとの配分を見直して貰うと良いのかも知れない。
もっとも、今のように大臣の寿命が短いと、それは難しい。
地道な方法だが、先ずは落語愛好家人口を増やすことだろう。

   *****

写真
8月6日(土)の昼餉と夕餉



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パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

歌舞伎だけでなく、能楽や文楽にも、多数の人間国宝が認定されています。
また、歌舞伎と密接な、歌舞音曲にもです。

それに比べ、落語界に一人とは、余りに少ないです。
小三治師匠の落語は、大好きです。
でも、同時代に円熟期を迎えた他の噺家さんは、本当に気の毒です。

そういえば、浪曲界は、一人も認定されていませんね。

2016/08/07 09:22:15

沙希さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

今朝、2時間ほど頑張って、中庭の草むしりを終わらせました。
梅雨の最中にした、取り残しが伸びました。

この種のことに、国家予算を増やせる国になることを、願っています。
本当に平和な国でないと、出来ないことです。

2016/08/07 09:10:52

怒れ落語界

パトラッシュさん

通俗を卑下し、難解を高尚とする、安易な風潮があります。
そもそもは、同じ大衆芸能なのに、歌舞伎を尊ぶ一方で、落語を一段低く見る。
残念なことだと思っていました。
国立劇場と国立演芸場の規模の違い、あれは単に、収容人員の関係だから、
やむを得ないとしても、人間国宝の数で、かくも差が出るとは……
落語界、笑ってばかりいないで、もっと怒るべきでしょう。
立川談志の毒舌が、今にして惜しまれます。

2016/08/07 09:04:48

歌丸さん

さん

おはようございます。

そうですか、退院なさったのですね。
腸閉塞は、再発する病気なのでしょうか?
入院中も高座を務めたとは、師匠らしいです。
人間国宝にはなって欲しいけれど、只でさえ財政難ですからねぇ・・・

中席では、元気な顔を見られるとよいですね。

2016/08/07 07:15:03

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